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東京アニメ・声優専門学校が「プロゲーマー」を商標登録申請 「プロゲーマーという言葉を独占する意向はない」

2016年4月から「e-sports・プロゲーマー業界で活躍する人材を育成する」専攻開設で注目を集めていました。

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 東京アニメ・声優専門学校が、「プロゲーマー」を商標登録を申請し話題になっています。同校は2016年4月から「e-sports・プロゲーマー業界で活躍する人材を育成する」専攻を開設する予定で、日本初の「プロゲーマー専門学校」として以前にも注目を集めていました(関連記事)。


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「プロゲーマー」専門学校開設が話題になっていた

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「プロゲーマー」を商標登録(画像は「商標登録bot@trademark_bot」)

 いったい、どのような意図で今回の商標登録申請を行ったのか? 東京アニメ・声優専門学校のコメントによると、申請が「却下される」のを見込んだうえで、新規参入者の言葉の独占を防ぎ、公用語として「プロゲーマー」という言葉が使用されていくことを願っての申請であり、たとえ申請が通ったとしても「プロゲーマー」という言葉を独占する意向はないと発表しています。

 現在、東京アニメ・声優専門学校は、2016年4月の専攻開設に向けて、さまざまな説明会やイベントを実施しています。現在、資料請求は数万件を越えており、説明会やイベントには「予想以上の参加者の皆様に集まって頂いております」(担当者)とのことです。


東京アニメ・声優専門学校のコメント

 東京アニメ・声優専門学校におきましては、2016年4月入学生向けに、e-sports・プロゲーマー業界で活躍する人材を育成するワールドを開設いたしました。その趣旨としては、「プロゲーマー」の育成のみならず、e-sports のイベントやマネジメント、マーケティングに関わる人材など、e-sports・プロゲーマー業界全体で働く人材を育成することで、日本において e-sports・プロゲーマー業界がさらに発展することに寄与したいと考えております。

 この度、「プロゲーマー」という言葉の商標登録の申請をさせていただいたのも、e-sports・プロゲーマー業界が広く一般に発展するための取り組みでございます。

本学園としては、過去に、本学園が使用していた言葉(名称)を後から商標登録された別法人様から、使用している言葉(名称)の取り下げを求められ、在校生・高校生が慣れ親しんでくれた略称が、突然法的処置によって使用できなくなった事例がございました。当然、印刷物などの取り下げ・破棄・関係各所への修正依頼などを強いられました。突然の大人気ない対応に被害を受け、また関係各社様に多大なご迷惑をお掛けする事態となってしまいました。

 このような過去の経験に基づいて、誰もが自由にこの「プロゲーマー」という言葉を活用できるように、あえて申請させていただいた次第でございます。

 しかしながら、今回の申請は、恐らく却下される予定でございまして、この経緯が、本来私たちが求める結果であって、却下されることで前例ができ、今後新規参入者による妨害、不本意な結果を招くことなく、公用語として「プロゲーマー」という言葉が、使用されていくことを願っております。

 万が一、申請が通ったとしても、本学園及び学園グループとしても独占の意向はありません。

 当然、e-sports もすでに、商標登録されていることは、ご存知かと思いますが、「e-sports」・「プロゲーマー」という言葉は、これからもっと広く活用されていくべきかと考えている所存でございます。


※当初記事タイトルを「商標登録」としていましたが、記事中にあるように「商標を申請」している段階ですので「商標登録申請」に修正しました。

青柳美帆子


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