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JA京都が、ビジネス雑誌「週刊ダイヤモンド」の発行元・ダイヤモンド社に損害賠償を求める訴訟を起こしたと発表しました。「『JAのコメ』に産地偽装の疑い、魚沼産に中国産混入」などとする誌面、Webサイトの記事が事実に反するためとしています。
この件に関しては、同記事で産地偽装が疑われた米卸「京山(きょうざん)」も訴訟に踏みきっています。
週刊ダイヤモンドは2月13日、京山が精米、販売した国産コシヒカリ4種を楽天市場から購入し検査を行ったところ、そのうち3種で中国産の米が意図的に混入されていたとする記事をネット上に公開。京山は現在、輸入米を取り扱っていないことなどを理由に、そのようなことが起こるはずがないと否定しています(関連記事)。
同記事には「京山株式の8割はJAグループ京都が保有」「今回の疑惑の発震源は、コメの適正表示で範を示すべきJAグループ」と、JA京都が産地偽装を主導する立場にあった可能性の示唆も。このため、同団体も記事内容が事実と異なり、検査結果の正確性が強く疑われると反発し、15日に訴訟提起したことを明らかにしました。また、京山も同日に訴訟の発表を行っています。
ダイヤモンド社に対し、JA京都は損害賠償として3300万円、京山は1100万円を請求。その他、謝罪広告の掲載、ネット上に掲載されている記事の削除などを求めています。
(マッハ・キショ松)
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