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東京地下鉄(東京メトロ)は3月26日、丸ノ内線に新型車両「2000系」を導入すると発表しました。運行開始は2019年2月を予定しています。
2000系は1988年から丸ノ内線で使われている現行車両「02系」の置き換えを目的に導入。現行車両の総数から方南町支線向けの3両編成6本を除いた車両数となる、6両編成×53本の計318両を2022年度までに置き換えるとしています。2014年に登場した銀座線「1000系」の経験を生かし、カーブ走行時の安全性向上や騒音軽減に寄与する「片軸操舵台車」や、遅延時の回復に効果があり、日本の地下鉄としては初の取り組みとなる「CBTC(無線式列車制御システム)」への対応など、最新技術を取り入れました。CBTCは2022年度の稼働開始に向けて開発が進んでいます。
外観は鮮やかな赤色の車体に、歴代の丸ノ内線車両(関連記事)から受け継がれる「サインウェーブ」を配したデザインを採用。内装は球面形状の天井パネルや東京メトロ初となる丸型の窓ガラスを一部に使い、開放感のある車内空間としています。
安全性を高めるための装備として、大規模停電などの非常時にも駅間で立ち往生せずに最寄りの駅まで移動できる非常走行用バッテリーや、車内犯罪を抑止するための防犯カメラを設置。快適性の向上にも配慮し、1人あたりの座席幅を広げたほか、携帯電話の充電などが可能なコンセントを新たに備えます。
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