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JR各社(JR北海道、JR東日本、JR東海、JR西日本、JR四国、JR九州)は7月2日、2019年10月1日開始の消費税増税に伴い、運賃/料金の値上げに向けた「鉄道運賃・料金の変更認可申請」を行ったと告知しました。
初乗り普通旅客運賃(きっぷ)は多くの場合、現行の140円から10円値上げした「150円」(JR四国とJR九州は160円から170円、JR北海道は170円から200円)になります。
改定は消費税率引き上げ分を運賃、料金に公平に転嫁することが目的。鉄道事業全体として「110/108(約101.8%)」以内の収入、改定率は「1.852%」となるように調整します。
普通旅客運賃は、営業キロ別に異なる税抜運賃の基準額に「1.1を掛け」、ICカード利用者は1円未満を切り捨てた「1円単位」で、きっぷ利用者は原則として「四捨五入により10円単位」で端数処理をした額に設定します。
普通旅客運賃ではない運賃(定期など)や料金は、原則として現行の額に「110/108(約1.0185)」を掛け、「円単位で切り上げ10円単位とした額」に改定します。
上記の改定によって110/108を超える収入になることで超過する収入は、以下の路線や区間で全体調整するとしています。
- JR東日本→「山手線、電車特定区間及び東京地区の特定区間内相互発着となる場合に適用する定期旅客運賃の改定率を引き上げることにより調整」
- JR東海→「東海道新幹線内(東京〜新大阪)の特定特急料金(自由席利用時)と「名古屋〜岡崎」「金山〜岐阜」の特定普通運賃は、切り上げではなく切り捨てにし、また名古屋付近における一部の駅相互間で特定の額としている特定定期運賃を低減することで調整」
- JR西日本→「電車特定区間および大阪環状線内の普通旅客運賃、特定区間の普通旅客運賃、新幹線の隣接駅間の特定特急料金、在来線のB特急料金の一部について、端数の切り捨てにより、108分の110以内となるよう調整」
- JR四国→「普通旅客運賃の一部の額を引き下げることにより調整」
- JR九州→「一部の運賃等の端数切上げで調整」
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