ポルシェは8月13日、ラグジュアリーSUV(スポーツタイプ多目的車)「カイエン」にPHEV(プラグインハイブリッド車)仕様の注力車種「カイエン ターボ S Eハイブリッド」と「カイエン ターボ S Eハイブリッド クーペ」を発表しました。
カイエンは、ポルシェが2002年に発売したラージサイズのラグジュアリーSUV。現行モデルは2017年に発売された第3世代目。クーペ型SUVの「カイエン クーペ」、高性能化した「カイエン ターボ」と共に富裕層に人気です。弟分となる小型SUV「マカン」(関連記事)もラインアップします。
カイエン ターボ S Eハイブリッドは、カイエン ターボに電動ユニットを内蔵した新たなPHEVモデル。パワートレインは最大出力550馬力の4リッターV8ツインターボエンジンに、約136馬力(100kW)の電動モーター、8速ティプトロニックSトランスミッションの組み合わせ。合計680馬力(500kW)、最大トルク91.7kgf-m(900Nm)に達するモンスター級のパワーによって、大柄なSUVスタイルの車体ながら停止から時速100キロまで3.8秒で加速するスーパーカー並の加速性能を持ちます。
それぞれ、電動モーターを強烈な加速のために使う「パワーブーストモード」に加えて、モーターのみで走行できる「Eパワードライビングモード」も搭載。14.1kWhの大容量バッテリーによって、電動モーターのみでも最大約40キロ走行できます。
価格は2019年8月14日現在、未定。カイエン標準モデルが1012万円、カイエン ターボが1902万円から。標準モデルのPHEV仕様「カイエン Eハイブリッド」が1216万円からなので、PHEV仕様車はガソリン同等グレード車のプラス200万円前後と予想されます。
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