advertisement
帝国データバンクによると、老舗セレクトショップ「サンモトヤマ」(東京・銀座)が東京地裁に自己破産を申請し、10月1日付で破産手続き開始決定を受けました。負債は約9億7150万円とのことです。
1955年設立。衣料品やバッグなどの海外ブランド品を販売するセレクトショップの草分け的存在。イタリアの高級ブランド「グッチ」の独占販売権を62年に獲得し、同ブランドを日本で初めて紹介するなどの実績があります。東京・銀座の本店のほか、軽井沢(長野県)などに店舗を展開していました。
帝国データバンクによると、1988年7月期には約86億8000万円の売上高を計上していましたが、バブル崩壊後は縮小が続き、2018年7月期の売上高は約29億1300万円にまで減っていたとのことです。9月に入って資金繰りの悪化が表面化し、スポンサー候補との交渉も不調に終わり、9月26日には全店舗を「しばらくの間休業」すると発表していました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- news078.html,i
- 「ステーキけん」を事業譲渡 「ロードサイドのハイエナ」井戸社長のエムグラント
ピーク時から10分の1程度に店舗が減っていました。 - FOREVER21が日本完全撤退 10月末に全店舗とオンラインストアをクローズ
撤退までの期間は、全国の店舗とオンラインストアで最終セールを開催します。 - 人気劇団「キャラメルボックス」運営会社が破産申し立てへ 突然の活動休止発表
突然の活動休止を発表していました。 - 子ども服「motherways」運営会社が破産へ 競合激化で不振に
リーズナブルな自社企画商品で知られています。