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日本KFCホールディングスは2月12日、2020年3月期の連結業績予想を上方修正し、本業のもうけを示す営業利益が従来予想(15億円)から約3倍となる46億円になる見通しだと発表しました。
主力の「ケンタッキーフライドチキン」(KFC)などチェーン売上高が想定を上回って推移している上、原価率の改善や経費の最適化など、効率を高めたことで利益も大幅に上振れする見込みになったとのことです。
売上高は従来予想(744億円)から7.5%増の800億円と予想。前期実績(743億円)からも増収を確保します。KFCチェーンは19年4〜20年1月実績で既存店売上高が前年比110.0%、同客数が106.3%となるなど、好調に推移。既存店の平均売上高(全店)は10〜12月期平均で約985万円(前年比110.2%)となっています。
KFCでは「日常利用の促進を目的としたお得感のあるセットメニューと新商品」を並行して訴求。11月から「500円ランチ」に人気のサラダ「コールスロー」が入ったセットを新たに発売したほか、「サクサク骨なしケンタッキー四川風麻辣味」「洋風チキンカツサンド」といった新商品が好評だったとのことです。
営業利益に加え、最終的なもうけを示す純利益も34億円と、従来予想(10億円)から3.4倍を見込んでいます。前期実績(20.55億円)からも大幅増益となります。
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