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車内で家電が使える! AC100Vコンセントがあるクルマ5選(1/3 ページ)

停電時やキャンプなどで役立ちます。

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 電動モーターで走るEV(電気自動車)やPHEV(プラグインハイブリッド車)は、走行用に大きなバッテリーを搭載しています。

100V コンセント クルマ

 もちろん重量1トンを超えるクルマを走らせるには、相応のエネルギーが必要なためなのですが、せっかくの大容量バッテリー、走るためだけでなく他のことにも使えないの? とも思ってしまいます。

 これまでと同じようにシガーライターソケット(関連記事)からUSB経由でスマホの充電などを行うほかに、家と同じ家庭用AC100V出力ソケット(コンセント)も備え、家電も自在に使えてしまうクルマが増えてきています。

 例えば、アウトドアシーンでこれまで使えなかった家電を使って調理したり、災害による停電時に非常用電源として活躍したり。今回は、まるで巨大なモバイルバッテリーのように使えてしまう「AC100Vコンセントがあるクルマ」を紹介します。

三菱自動車「アウトランダーPHEV」

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アウトランダーPHEV(三菱自動車)

 三菱自動車の「アウトランダーPHEV」はプラグインハイブリッド、簡単に言えば「エンジンも搭載しているけれど、モーターとバッテリー、外部充電端子付きでほぼEVみたいに使えるタイプ」となるクルマです。

 かつての「パジェロ」や「RVR」などアウトドア系車種のイメージが強い三菱自らしく、このクルマも多目的に使えるSUV型。そして、最大1500Wの出力が可能なAC100V電源を標準搭載します。

 この「最大1500W」はかなり重要なポイントです。一般家庭のAC100V壁コンセントも1500Wまで。つまり、持ち運べる規模の自宅の家電ならばほぼ全て使えます。例えば家で定格消費電力が大きいもの……電子レンジ、ドライヤー、コーヒーメーカーや電気ケトル、電気ストーブ、炊飯器、ゲーミングデスクトップPCなども「車内で」使えるということになります。

 例えば「キャンプ場にコーヒーメーカーやホットプレートやIHクッキングヒーターを持っていく」「海から上がった後にドライヤーで髪を乾かす」「車中泊で電気毛布を使う」といった使い方などは大アリなのではないでしょうか。

 なおアウトランダーPHEVには、三菱自動車とゲヒルンが共同開発した「NERV“制式”車両」(関連記事)というガチ仕様も存在します。

100V コンセント クルマ
アウトランダーPHEVに備える最大1500W対応のAC100V出力をフロント/リアのラゲッジスペースに備える(画像:三菱自動車
100V コンセント クルマ
アウトランダーPHEVの装備を生かし、あのNERVが「制式採用」したという設定のガチな準天頂衛星システム搭載災害対策車両

ホンダ「ステップワゴン」(タイプ別/純正オプション)

100V コンセント クルマ
ステップワゴン(本田技研工業)

 ホンダも「ステップワゴン」などにAC100V電源コンセント装備をオプションで用意しています。

 AC100Vコンセントはセンターコンソールトレーの後方に設置。このセンターコンソールトレーにはスマホ充電に便利な急速充電対応のUSB端子も2個備わります。また、3列目にもDC12V出力のアクセサリーソケットを備えます。いろいろあって便利そうです。

100V コンセント クルマ
センターコンソールトレーに充電USB端子やAC100V電源を用意(画像:ホンダ

ホンダ「Honda e」(タイプ別オプション)

 このほか、期待の100%EV「Honda e」(関連記事)にもしっかりとAC100V出力端子を用意します(Advanceグレード)。センターコンソールにはこのほかにUSB端子2個、DC12V出力のアクセサリーソケット、HDMI入力端子、後部座席にも充電用USB端子を2個備えます。

100V コンセント クルマ
Honda e
100V コンセント クルマ
上位のAdvanceグレードにAC100Vコンセントを標準装備(画像:ホンダ
100V コンセント クルマ
非常用電源としても活用できるEVならではの使い方も訴求(画像:ホンダ

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