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【中二病で包帯を巻いていた人インタビュー】中学校に「手首に紋章を描いて、包帯で隠すプチブーム」がやってきた理由(1/2 ページ)

中学生のお財布事情と校則とカッコよく感じるものを考えると、意外と合理的……?

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 ネットに広まる真相不明の情報を追究する、ねとらぼ都市伝説調査班。今回は「中二病で包帯を巻いていた人は、本当にいるのか」というリサーチを行ったところ、「中学校で“手首の紋章(?)を隠すために、上から包帯を巻く”プチブームが起こった」という人物にお話を伺う機会を得た。報告を行う。

公式グッズ着用が難しい中学生の工夫



 私が中学1〜2年生のころ、マンガ『家庭教師ヒットマン REBORN!』が流行っていて、学校の男の子たちと一緒にマネしていました。

 作中に「ファミリー」という仲間組織的なものが登場。組員にはそれぞれ天候(属性的なもの)があって、それを担当する人を決めて……という感じです(もう痛い)。

―― 大人になって思い出すとアレですが、「若さってなんだ? 振り向かないことさ」って言いますしね。

 ファミリーの証として、みんな自分の手首にタトゥーのような紋章のようなものを油性ペンで描いていました。『REBORN!』では指輪がキーアイテムになっているのですが、公式グッズは高価でしたし、そもそも学校に付けていくことはできなかったので。

―― 「グッズの代替物」という意味合いがあったわけですか。

 それで確か、クラスのボス的な男の子が「さらに手首に包帯を巻いて、その紋章(?)を隠す」ということをやりはじめたんですよ。「それいいね!」となり、私を含む何人かでマネするようになりました。

 作中でそういう風に包帯が使われていたわけではないのですが、なんとなくカッコよく見えたのかもしれません。

―― その後、どうなりましたか?

 ハッキリとは覚えていませんが、手首に包帯を巻いている生徒が何人もいて不自然に思ったのか、先生に「それなに? ケガ?」と聞かれたような。みんなビビって、一斉にやめてしまったと思います。

 ちなみに、私は“家に帰ったら包帯を外す派”だった(家族には恥ずかしくてバレたくなかった)ので、親からは何も言われませんでした。

本企画では取材させていただける読者の方を募集しています

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