強制わいせつの疑いが掛けられたモデルのラブリさんが4月1日にInstagramを更新。3月31日付で嫌疑不十分を理由に不起訴処分となったことを受け、この一件を報じた「週刊文春」の姿勢を厳しく批判しています。
「週刊文春電子版」は2021年1月20日に、ラブリさんの知人女性が強制わいせつの被害を受けたと訴える記事を掲載。ラブリさんが進めるプロジェクトの責任者を務めていた女性は、2019年5月にホテルへ宿泊した際、性被害を受けたとしており、重度のPTSD(心的外傷ストレス障害)で自宅療養することになったとのこと。8月に被害届と告訴状を提出した結果、ラブリさんは2020年3月に書類送検されたといいます。
なお、ラブリさん側は「客観的事実はこちらの認識とは違います」「犯罪行為はありませんでした」と強調しつつ、慰謝料ではなく解決金として500万円を支払うとしましたが、女性は示談を拒否したとのこと。捜査中の案件が不起訴になった場合は、検察審査会に審査を申し立てるとしたそうです。
ラブリさんは報道の後、2021年7月に情報配信サービス「note」へ長文を掲載。「週刊文春」の当該記事を「事実とあまりにもかけ離れているし、嘘で綺麗に固められてしまっている」「聞いといて、逃げて、聞いたことをゴミ箱に捨てて知らんぷりで出すってあんまりだよ」と非難し、「私はこれまでの私という時間を失った。正直とてもじゃないくらい傷ついた」と半年間の間に受けたダメージの深さをつづっていました。
「週刊文春」の記事掲載から1年以上経過し、強制わいせつ疑惑に不起訴処分が下った後、ラブリさんはおよそ8カ月ぶりにInstagramを更新。
「今日という日を待っていました」「お伝えするまでに長い時間が経ちましたが今日という日まで伝えたい言葉を忘れたことはありません」と前置きした上で、今回の一件を“あまりにも私の理解を超えたもの”だとし、「可能な限り相手方を理解しようと試みましたが、対話は叶いませんでした」「相手方から代理人弁護士を通して一度目の金銭の要求があり、それを拒んだ直後、週刊誌に報道されてしまいました」と、自身の視点から報道に至るまでの経緯を説明しました。
「週刊文春」に対しては、資料を提示しつつ誠意を持って対応したにもかかわらず、“いわゆる数字が取れる方向で書かれた事実とは異なる卑劣な記事”を掲載されたといい、「深い憤りに震えた瞬間を今も覚えています」と当時の心情を赤裸々に回想。
「正義を差し出す場所を一歩間違えてしまえば、誠実な心は満たされず、むしろ正義とはかけ離れ、歪んだ空気が自らに逆流し続けてしまうのではないでしょうか」とその報道姿勢を厳しく批判するとともに、家族に平穏な時間が戻ってくることに安堵(あんど)していました。
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