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軽油は凍る! ディーゼル車で寒冷地に行くときは「現地で給油」が鉄則 エンジンがかからなくなる場合も(1/2 ページ)
使用できる外気温によって5種類に分類されています。
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ディーゼル車用の燃料である軽油は、使用できる外気温によって5種類に分類され、季節や地域によって販売される種類が異なります。
軽油は外気温が低くなるとパラフィンが析出してシャーベット状になり、エンジンの始動ができなくなったり停止したりするなど故障の原因になります。
日本産業規格(JIS)では軽油を5種類に分類しており、地域や季節に応じて異なる性能の軽油が販売されています。これらは主に凝固する直前の温度である「流動点」が異なり、マイナス20℃以下で凝固する「3号」や、マイナス30℃以下で凝固する「特3号」などを一部の地域で販売しています。
一方で夏季や外気温が極端に下がらない地域では、5度以下で凝固する「特1号」や、マイナス2.5度以下で凝固する「1号」などを販売している場合が多いです。比較的温暖な地域で軽油を満タンにしてから寒冷地や山岳部に向かうと、一晩で燃料タンク内の軽油が凍結し、エンジンがかからなくなってしまう可能性があります。
そのため日本自動車連盟(JAF)では、目的地が寒冷地であれば到着時に燃料が半分程度になるように調整し、到着後は速やかに現地の給油所で給油するよう呼びかけています。フェリーを利用して寒冷地に移動する際にも、到着後に速やかに現地の給油所で給油ができるよう、乗船前の燃料は半分程度に抑えることが重要です。
(大泉勝彦)
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