ペットの魚にクレカを勝手に使われた!? 奇跡的な珍事が「理解が追いつかない」「フィッシング詐欺(本物)」と話題(1/2 ページ)
魚にポケモンをプレイさせるライブ配信中に起きた悲劇。ゲームを操作できるなら、ゲーム機のオンラインストアだって使えるよね……。
ペットの魚にクレジットカード情報をネットで公開された挙げ句、500円使われた――耳を疑うような珍事が話題を呼んでいます。そんなわけあるか! とツッコみたいところですが、何せ悲劇の主が「魚にゲーム機を操作させてポケモンをクリアした」むてきまるちゃんねる(@Mutekimaru_ch/YouTube)さんなので、普通にあり得てしまうのです(関連記事)。
むてきまるちゃんねるさんは、「カメラで検知した水槽にいる魚の位置をもとに、ゲーム機にボタン入力の信号を送り、自動でゲームを操作するシステム」を独自に構築し、「熱帯魚によるポケモンプレイ」をライブ配信してきたYouTuber。魚たちは累計2万時間にも及ぶプレイで、「サファイア」「リーフグリーン」「シールド」など、多くのタイトルで殿堂入りを達成しています。
魚のきまぐれが引き起こす奇想天外なプレイングは人気を博しましたが、中の人は新生活へ移行するにあたって企画の終了を決定。しかし「ウイニングラン配信」と題して魚に「バイオレット」へ挑戦させた配信中に、悲劇が起こりました。突然ゲームがエラーで強制終了となり、Nintendo Switchがホーム画面に移行してしまったのです。
間の悪いことに、むてきまるちゃんねるさんは外出中。魚は飼い主のアカウントでプレイしていたので、システムを自由に操作できます。手始めにユーザー設定のニックネームを、「むてきまる」から「ろわわわ¥」に変更してしまいました。
こんなのはまだかわいいもので、問題なのはそのあと。魚はeショップを起動し、クレジットカード情報画面を表示してしまったのです。飼い主の個人情報を全世界に生配信すな!
魚の気まぐれはこれで収まらず、カードを決済してeショップの残高に500円分チャージまでする始末。その後もNintendo Switch Onlineでログインボーナスをもらったり、特典のアプリをダウンロードしたりと好き放題で、偶然スリープ操作をしてくれたおかげで、なんとか事態は収束しました。
あまりにも奇跡的なトラブルは、Twitterで「理解が追いつかない」「世界初だろ」「流れが完璧すぎる」「フィッシング詐欺(本物)」などと話題に。なお、むてきまるちゃんねるさんは、クレジットカードの一時停止処理をするとともに、任天堂のサポートへ「ペットの魚が誤って商品を購入してしまった場合、返金は可能か」と問い合わせ中とのことです。さすがの任天堂も返答に困りそう。
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