ウルトラマンシリーズのテレビ最新作「ウルトラマンブレーザー」が、7月8日からテレビ東京系で放送されることになりました。新ヒーローに変身する主人公は防衛隊の隊長という、半世紀以上に及ぶシリーズ史上初の設定が4月21日に発表。これまでにないウルトラマンが見られそうです。
主人公のヒルマ ゲントを演じるのは、「仮面ライダードライブ」のハート役など特撮ファンにもおなじみの蕨野友也さん。年齢は30歳で家庭を持つ一方、「SKaRD」の隊長として隊員たちをまとめつつ、時に隊員たちと上層部の板挟みになりながらも自ら最前線で敵に立ち向かうという、一部視聴者には身につまされそうな役どころ。大人の落ち着きの中にユーモラスを兼ね備えた蕨野さんの演技力に注目です。
蕨野さんは「ウルトラマン。今も世界中で愛され続けている存在。子供の時は学校に被っていく赤白帽子を半分にして行き帰りの山の中でよくモノマネをしていました。あの頃は神秘的で圧倒的な強さだけが頭に残っていて、いつか自分も大切な誰かを守れる存在になりたいと感じていたのかもしれません。あれから数十年。私自身も結婚をし、まるで巡り合わせかのようなタイミングでウルトラマンブレーザーが私の所へ来てくれました。大人になった今、あの思い出への恩返しをしたい思います」と感慨たっぷりにコメントしています。
同作では、地球からはるか遠くの天体「M421」からやってきた、揺るがぬ正義感を持つヒーロー・ウルトラマンブレーザーが、ヒルマ ゲントの人の命を救うために力を欲する強い心と共鳴し一体化して活躍。ヒルマ ゲントは地球防衛隊が設立した特殊怪獣対応分遣隊「SKaRD(スカード)」の隊長という立場でもあり、ウルトラマンに変身する隊長、隊員、そして上官らが織りなすハートフルなヒューマンドラマを、シリーズならではの最新特撮技術を通して描くSF作品です。
またテーマとして掲げられているのは「コミュニケーション」。「人間とウルトラマン」「人類と怪獣・宇宙人」「戦場の戦士と会議室の司令官」「親と子供」など、それぞれの立場や思考の相違から生まれる対立を乗り越えて協調するために、気持ちを伝える対話がいかに大切かを明るく楽しいエンターテインメントとして描いていくとしています。
メイン監督には「ウルトラマンZ」以来となる田口清隆さんが登板。田口さんは、「Z」で軍事考証として参加し「ウルトラマントリガー」の脚本を努めた小柳啓伍さんとともにシリーズ構成も手掛けるとのこと。田口さんは「世界観からストーリー、人物造形にいたるまで、現実味を強く意識した本格サイエンスフィクションをスタッフ・キャスト一丸となって目指しました。ウルトラマンシリーズの監督をして10年、蓄積してきたモノをガンガン注ぎ込んでいます」と気持ちのこもったコメントを発表。「ウルトラマンギンガ」に始まるニュージェネレーションウルトラマンシリーズ10周年という節目の作品に期待がかかります。
【あらすじ】
世界的な怪獣災害の発生を受けて、世界各国は、地球の内外から攻めてくる怪獣や地球外生命体に対処するべく、1966年に地球防衛隊「GGF(Global Guardian Force)」を設立していた。
自然破壊や温暖化が急激に進む現在。ある夜、宇宙甲殻怪獣バザンガが出現。地球防衛隊の掃討作戦は難航し、ヒルマ ゲントが率いる特殊部隊が絶体絶命の危機に陥る。その時、眩い光とともに謎の巨人が降臨。何十年も前から宇宙飛行士たちの間で噂されていた未確認大型宇宙人、コードネーム「ウルトラマン」だ。
その後、司令部に呼び出されたゲントは突如、ある任務を言い渡される。それは、密かに組織されていた、特殊怪獣対応分遣隊「SKaRD(Special Kaiju Reaction Detachment)」の隊長就任。怪獣型の主力巨大メカ「アースガロン」を駆り怪獣災害に立ち向かう特殊部隊の指揮。それと同時に、バザンガの戦いで出現した「ウルトラマン」が排除すべき敵なのかを調べる任も命ぜられたゲントの脳裏に、遥か遠くの銀河…ブレーザーの眩い光の記憶が煌めく。
「俺が行く。」
ウルトラマンブレーザーの光に包まれたゲント隊長は今、組織されたばかりの「SKaRD」に配属された個性豊かな隊員たちとともに、確かな勇気と揺るがぬ正義を胸とポケットに忍ばせ、怪獣たちとの新たな戦いの日々へと身を投じる!
(ADAKEN)
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