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「Twitter、これが本来の使い方」いくらでも見ていられるハッシュタグ「#かってに卒制展」から学生の熱意が伝わる

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 新型コロナウイルスの影響でさまざまなイベントが中止・延期となっていますが、その余波は大学生などの「卒業制作展(卒制展)」にも広がっています。学校で学んできた教養を披露する卒制展が中止となり、ネット上でも悲しみの声が見られました。

 しかし! そんな逆境に負けない学生が主導した「卒制展を勝手にやってしまおう!」という動きがTwitter上で盛り上がりを見せています。「現実で人を集めるのがダメなら、ネット上で集めればいいじゃない」の精神で作られたハッシュタグ「#かってに卒制展」を見ると、学生たちが作り上げた作品がたくさん投稿されています。

 ねとらぼ調査隊では、SNS分析ツールを使用して「#かってに卒制展」でどのような作品が注目されているのか調べてみました! 2020年3月5日11時時点でのRT数をもとに、ランキング形式で紹介していきます。

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「#かってに卒制展」の始まり

 「#かってに卒制展」は、現役大学生の中村美月さんによる提案から始まりました。

各地の卒制展が中止になってがっかりしてるそこの建築学生!!

もうTwitterで卒制展やっちゃいましょう!!!!!みんなの作品が見たいな!!お気軽に参加待ってます!

Twitterより引用

 このツイートから「#かってに卒制展」が始まり、建築系の学生が徐々に作品を投稿し始めました。

 参加方法は「ハッシュタグ『#かってに卒制展』をつけて自分の作品を紹介したツイートをする」だけ。超簡単ですね。

「#かってに卒制展」を発信した中村美月さんのツイート

 「#かってに卒制展」を発信した中村美月さんの卒業制作は“暗渠(あんきょ)”を利用した都市計画。ツイートによると、

東京に数多く存在する暗渠(=元川だった場所 線状の余白空間)に、環境装置的建築を長い時間をかけて育て拡げていくことで、都市を再生する動脈に変えていく都市計画を提案する。大小様々なスケールから暗渠空間にアプローチし、徐々に見えない地理的コンテクストを未来へ昇華していく。

Twitterより引用

 という提案だそうです。かつて東京に数多くのあった川や水路は、今では暗渠となり姿を消しました。それを活用して都市環境の再編や、都市の形を未来へ残す、などの思考実験を展示しています。

細かく作りこまれた構想図
あー、そーゆーことね。完全に理解した(わかってない)
模型で分かりやすく提案を表現
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他にもたくさんの力作が続々と投稿

 この他にも「#かってに卒制展」では多くの作品を見ることができます。執筆現在、新しいツイートをいくつか紹介します。

 まずは、奈良県下北山村を『自伐型林業と関係人口の繋がりを鍵に、ものづくりに特化した「学校集落」』を提案しているさとみよしかさんのツイート。

 移住体験ができる家や木工アトリエ、学校の校舎、図書館など、素敵な構想が詰まっています。

 続いては、『沖縄の沿岸部の開発の中でサンゴが増加するセーフティゾーンを建築で作ること』を目的とした、小東凛太郎さんのツイート。

 こちらは、人とサンゴを共生できる「珊瑚基地」による、人とサンゴの新たな共生関係を提案しています。

 さらに、建築系だけでなく、美術作品も投稿されています。

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ネット上では「興味深い」など応援の声

 「#かってに卒制展」を追っていくと、「いまの学生たちの建築やデザインに対する問題意識が分かって面白い」や「1日中見てられるコンテンツ」など、この取り組みを応援する声が多く見られます。さらに「他大の教授が #かってに講評 してくれないか」という、ただ展示されるだけでなく、評価もされてほしいとの声も。

 また、中には「これが本来のTwitterの使い方」だとする声も。

評価してくれ、教授たち!

 それでは、「#かってに卒制展」RTランキングのご紹介です!

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