竹千代と菊丸の挙動に胸熱! 「大河ドラマ『麒麟がくる』」第10話、ネット上の反応は?

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 「麒麟がくる」放送直前のおさらい! 前週の内容とネット上での評価をお届けします。

 主君・斎藤道三の教えを胸に、織田信長をはじめとする多くの英傑としのぎを削った智将・明智光秀。光秀は、深い思いやりのある為政者の頭上に麒麟が現れるという逸話を信じ、争いのない世界の実現を目指す。

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「麒麟がくる」第10話(3月22日放送)のあらすじ

 京を訪れていた旅芸人の一座の元で、駒(門脇麦)は戦災孤児だった自分を拾い、育ててくれた女座長・伊呂波太夫(尾野真千子)と再会する。その年の末、今川義元(片岡愛之助)が尾張の国境に侵攻してくる。

 信秀(高橋克典)の元に人質として置かれていた三河松平家の嫡男・竹千代(のちの家康)の引き渡し要求に、道三(本木雅弘)は広い三河を今川に押さえられることに危機感を覚える。

 光秀(長谷川博己)は帰蝶(川口春奈)を通して動向を探るべく那古野城へと遣わされたところ、信長(染谷将太)と出会う。  (「麒麟がくる」公式サイトより)

「麒麟がくる」(C) NHK
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「麒麟がくる」第10話のネット上での評価

感情分析の結果

 ネット上での「麒麟がくる」第10話の評価は、「ポジティブ」が 74.1%となりました。

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第10話最大の盛り上がりポイントは20時40分ごろの信長と竹千代が将棋を指すシーン

 今回もっとも盛り上がったのは、20時40分ごろの信長と竹千代が将棋を指しながら、腹の中を探りあうシーンです。竹千代役の岩田琉聖くんの名演が光り、幼少期から利口だった家康の姿が見事に再現されました。放送終了直後、Twitter上に「子役とは思えない迫真の演技」「将棋盤を挟んだ駆け引きにゾクゾクした」など称賛のツイートが続々と投稿されています。また、信長と竹千代の様子を天井からうかがう菊丸(岡村隆史)に着目した人も多く、「菊丸、回を追うごとにかっこよくなっていく!」「菊丸の言動、全てが怪しいものに思えてきた」という意見がアップされていました。

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駒の華麗なワイヤーアクションに驚き!

 第10話の序盤は、駒と伊呂波太夫の再会が描写されました。駒役の門脇さんが体当たりでワイヤーアクションに挑戦し、「突然の綱渡りからのまさかのバック宙。しかも華麗に着地で視聴者ビックリよ!!!」「シルク・ドゥ・ソレイユみたいな特技あったんかいな」と驚嘆のコメントが寄せられています。

 旅芸人の一座の元で培った意外な特技と共に、駒が一座を訪れた時のエピソードも明かされました。なかなか失恋から立ち直れない駒の心情が描かれ、視聴者は切なさを感じたようです。「明智一族の誰かに火事の中から助けられたとわかった駒は、十兵衛に命を助けられたかのように嬉しかったんだ(涙)」「駒さんの恩人の存在が何となく分かって良かったですね」などのツイートがありました。

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道三と光秀の主従関係が面白い!

「麒麟がくる」ファンの間で定番になりつつある道三の無茶な命令ですが、第10話では、突然「尾張へ行け」と言われ、光秀も困惑していました。ネット上には、「道三様のむちゃぶり(笑)」「最近の道三の登場シーンは最初からトップギアなので目が離せない」とコメントがつづられています。狂気に満ちた形相から、「私見では歴史的人物の巨大さを余すところなく描いていて、道三が出てくるとゾッとする」と感じている方もいました。

 どのような無茶な命令でも断ることができない光秀は、道三の居室を離れた後で「鬼め! 命がいくらあっても足らんわ!」と憤がいしていました。Twitterでは、「叔父上と道三様との板挟みだから、そりゃ光秀さんもこう言っちゃうよね」と光秀の立場をおもんぱかる言葉が出たようです。光秀の立ち位置を企業の中間管理職のように描いたことで、多くの視聴者が親しみを抱いているのでしょう。

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染谷さん演じる信長が素晴らしい!

 前回に引き続き、今回も信長役の染谷さんの演技が話題になりました。ネット上で「うつけ者=馬鹿ではなく、完全に何を考えているのか分からない感じが上手すぎる」「明るい子供みたいな信長と、急にダークサイドに落ちたみたいな信長の切り替えがすごく上手いな」と絶賛されています。

 その一方では、見事な演技に恐怖を感じた視聴者もいました。「ひとこと言葉を交わした十兵衛を覚えていて『あそこで何をしておったのじゃ』と斬り込んでくる信長様。この人との会話は、返答を間違えたら盃をひっくり返されそうな緊張感がある」「道三を『鬼め!』とか言ってた十兵衛ですが、尾張で本物の鬼たちと対面してどんな気持ちでしょう」というツイートが確認されています。今後も染谷さんの名演が物語のアクセントなり、視聴者を楽しませてくれるのではないでしょうか。

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まとめ

 「ひとりぼっちの若君」のサブタイトルが付けられた第10話は、母親にないがしろにされていた信長、幼くして人質になった竹千代、両者の姿にフォーカスが当てられていました。それぞれ「なぜ孤独を感じるようになったのか」という理由が明かされ、戦国時代の闇が垣間見られました。歴史上に実在した人物だけでなく、オリジナルキャラクターの駒・伊呂波太夫・菊丸がストーリー展開に華やぎを添え、見どころ満載でした。

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次回は……

 織田家の領地が着実に今川義元に支配され、信秀の力の衰えが顕著になります。織田家と和議を結んだ斎藤家でしたが、高政(伊藤英明)らが道三に反発し、尾張に援軍を遣わすことができません。光秀は、将軍家の協力を得て、紛争を収めようとします。足利義輝(向井理)や三淵(谷原章介)など、足利将軍家が再び登場し、どのような活躍を見せてくれるのでしょうか。

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