【麒麟がくる 第17話】伝吾の笑顔が心に沁みる! 「大河ドラマ『麒麟がくる』」ネット上の反応は?

Tweet
Share
LINE
Hatena

 「麒麟がくる」放送直前のおさらい! 前週の内容とネット上での評価をお届けします。

 主君・斎藤道三の教えを胸に、織田信長をはじめとする多くの英傑としのぎを削った智将・明智光秀。光秀は、深い思いやりのある為政者の頭上に麒麟が現れるという逸話を信じ、争いのない世界の実現を目指す。

advertisement

「麒麟がくる」第17話(5月10日放送)のあらすじ

 尾張では、道三(本木雅弘)が越前へ落ち延びられるよう取り計らったにもかかわらず、それを拒んだとして帰蝶(川口春奈)が憤っていた。道三が劣勢であることを聞いた信長(染谷将太)は、いてもたってもいられず兵を引き連れて飛び出していく。光秀(長谷川博己)は、明智荘を守るべく、光安(西村まさ彦)と共に道三に味方することを決める。

 ついに長良川を挟んだ戦いが始まった。一進一退の攻防が続く中、自ら大軍を率いて押し寄せていった高政(伊藤英明)により、次第に道三軍の敗色が濃厚になってゆく。  (「麒麟がくる」公式サイトより)

「麒麟がくる」(C) NHK
advertisement

「麒麟がくる」第17話のネット上での評価

 ネット上での「麒麟がくる」第17話の評価は、「ポジティブ」が 67.8%となりました。

advertisement

第17話最大の盛り上がりポイントは20時40分ごろの伝吾が涙しながらも笑顔で語ったシーン

 今回最も盛り上がったのは、20時40分ごろの伝吾(徳重聡)が牧(石川さゆり)に、百姓として明智荘を守り続けることを誓ったシーンです。光秀と光安が道三側に加勢したことによって、高政は明智城を焼き払おうとしていました。高政の一陣が城に迫る中、牧(石川さゆり)は「ここで死ぬのが本望」と言い、逃げようとしませんでした。その時、長年にわたって明智家に仕えてきた伝吾が牧の心に寄り添い、諭しました。池端さんが作った脚本は、戦国時代後期の国衆の姿が細部まで描かれ、多くの視聴者を魅了したようです。

advertisement

道三の最期に涙

 第17話では冒頭から、高政と道三の陣営が長良川を挟み、戦いを繰り広げます。特に多くの視聴者が盛り上がったのは、道三が1人で敵陣へ乗り込むシーン。「太鼓と風の音の中、長良川を馬で疾走する斎藤道三が霧の中から現れたシーンには痺れた。音、画角、衣装の隅々まで美意識やこだわりが行き届いていた。歴代大河の中でも屈指の美しさ」といった感想が見られました。

 また、「今日が最終回かのような神回で、涙なしでは観られなかった。道三、美しい最期だった。本木雅弘さんが演じてくださって本当に良かった」「大河史上1番素晴らしい斎藤道三だったと思います。冷たく美しく強い道三の姿は見ている人達の心にこれからも残り続ける。本木さん本当にお疲れ様でした」と、本木さんに対する労いの言葉も散見しています。多くの視聴者が道三の人生の終えんに涙したことをうかがい知れます。Twitter上には、「道三ロス」のタグ付きツイートが数多くあり、本木さん演じる道三の人気の高さを物語っていました。

advertisement

光安の決意と覚悟に感動!

 後半部分では、光安にフォーカスが当てられました。誰よりも明智家の存続を願っていた光秀は、命がけで光秀や牧(石川さゆり)、明智家の人々を逃がそうとします。光秀に家督をゆずるシーンは、一家臣の覚悟と共に、永遠の別れを暗に示されているようでした。「本木さんも勿論よかったけど、個人的には西村さんも良かったなぁ。道三と高政の間で生き残りを図っていたのが、時代に押し潰されて死に場所を求めるように道三の元に向かう悲哀がとてもよかった」「光安叔父上の言葉とても感動」と共感が集まっています。

 大河ドラマファンの中には、光安と光秀の強い絆を痛感した人もいたようです。「親子じゃないのに光安と光秀の関係が本当に良くて……涙腺決壊」「光安との最後の言葉。これが生き別れと悟った光秀の涙がとても印象的でした」と、コメントしています。親子以上の信頼関係を構築していた2人が語り合う様子は、今生の別れの切なさを見事に表現していて、涙なしで見られない名場面でした。

advertisement

光秀の今後に期待!

 光秀は、主君である道三、叔父の光安を亡くし、先祖代々の領地を手放すことになりました。大切なものを失う度、深い悲しみを感じると共に、1人の武士として成長していたのでしょう。長良川の戦いに参戦したシーンは、紺青の甲冑と優美な佇まいが戦の残酷さを鮮明にしていました。そして、光秀が静かに闘志を燃やしているようでした。Twitter上では、「道三との別れ。決意した十兵衛の美しい横顔。そして甲冑の冠板の桔梗紋も美しい」「道三の死によっていよいよ火がついた光秀の今後も楽しみ!」など、道三の死をいたむ光秀への書き込みが相次いでいます。

 終盤には、光秀が自身の不甲斐なさを明智荘の村人の前で吐露し、存在感を示しました。歴史好きの人は「戦いには負けたけれど魂は誇り高く輝き光秀の心の中に生き続けていく。叔父から託された明智家の旗印が目に焼き付いた」と、感想を述べています。落ち延びることになった光秀にとって、再興を果たすまでの間、辛く苦しい日々が続くのかもしれません。それでも、道三と光安の魂を受け継ぎ、強く気高く生き抜くのではないでしょうか。

advertisement

まとめ

 光秀は、家臣を引き連れて、鶴山に向かいました。一刻も早く戦を止めようとします。しかし、長良川の南岸に到着した時にはすでに、道三の命は尽き果てていました。強い憤りを感じ、高政との決別を宣言。一方、清州城では帰蝶が道三の訃報と信長の戦況を耳にしていました。父の急逝に深い悲しみを感じていましたが、泣いている暇はありません。伊呂波太夫(尾野真千子)の手を借り、明智家の人々を救おうとします。

今回紹介した「大河ドラマ麒麟がくる 第17話『長良川の対決』」はAmazonプライム・ビデオのNHKオンデマンドで視聴できます。

advertisement

次回は……

 美濃から脱出した光秀たちは、伊呂波太夫に先導され、美濃の北西に位置する越前国に向かいます。辿りついた場所は、領主・朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)の居城・一乗谷城でした。伊呂波太夫の交渉によって、明智家は朝倉義景にかくまわれることに……。光秀は、北ノ京と称されていた一乗谷城の一帯で、どのような活躍を見せてくれるのでしょうか。

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

関連タグ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセスランキング