フライドチキンと竜田揚げは唐揚げと違う?

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 まずは『鶏の唐揚げと、フライドチキンの違い』です。
『フライドチキン』を辞書で調べると『下味をつけた小麦粉を鶏肉にまぶして、油で揚げたもの。鶏肉の唐揚げ』とあります。こう聴きますと『唐揚げ』も『フライドチキン』も同じものだと解釈出来ますが、調理の仕方の違いを挙げる方もいらっしゃいます。

 それによりますと『唐揚げ』は“肉自体に下味をしみこませて、衣をつけて揚げる”のに対して、『フライドチキン』は“肉自体には味付けをしないで、揚げる前・または揚げた後に衣に味付けをする”というものです。

 『唐揚げ』が中まで味が染み込んでいるのに対して、『フライドチキン』は、衣の部分にだけ味が付いているという分け方です。さらに『フライドチキン』の場合、味付けが洋風になっている・・という意見もあるそうです。

 続いて『竜田(たつた)揚げ』です。
辞書で調べますと『醤油とミリンで下味をつけた鶏肉や魚に、片栗粉をまぶして油で揚げたもの』とあります。『唐揚げ』に使われる粉が『小麦粉』と『片栗粉』に対して『竜田揚げ』の場合、『片栗粉』だけです。

 『竜田揚げ』の語源ですが、奈良県を流れる長さ15キロほどの川『竜田川(たつたがわ)』だそうです。竜田川は古くから、紅葉の名所として知られています。 『百人一首』では“紅葉の季節に、川の一面が真っ赤な葉で埋め尽くされる景色の素晴らしさ”が詠まれています。

 『竜田揚げ』はお肉を揚げた時の色が、赤っぽくて紅葉の色にも似ていることから、その名が付いたとされています。

 名古屋名物に『手羽先』がありますが、これは基本的に唐揚げにした手羽先にタレを塗って、塩コショウやゴマなどを後から振り掛けたものです。

(2017/9/20放送分より)

スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい

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