世界最大級の組織・人事コンサルティング会社であるマーサーは、「2021年世界生計費調査–都市ランキング」の結果を発表しました。世界で最も包括的な生活費調査のひとつで、国際的な企業が海外駐在員の報酬を判断する際に利用されています。
今回はマーサーの調査を基に、世界で最も生活費が高い都市ランキングTOP10を紹介。ランキング上位は、世の中の情勢や経済状況が反映された結果になりました。日本の首都である東京は4位となり、世界でもトップクラスの生活費が高い都市としてランクインしています。
それでは、TOP3を見ていきましょう。
(出典:マーサー 『2021年世界生計費調査‐都市ランキング』を発表 – プレスルーム | マーサージャパン)
第3位:ベイルート
第3位は、中東レバノンの首都ベイルートでした。2020年のランキングでは45位だったため、順位が大幅に向上しています。ベイルートは世界で最も古い都市のひとつであり、大きな港があることから、国際色豊かな街並みが特徴です。華やかな街並みから「中東のパリ」と呼ばれていたことも。
ベイルートのあるレバノンでは、2020年3月以降は財政再建の見通しが立たない状況です。また、同年8月にはベイルート港で大規模な爆発事故が発生。物価は上昇し続け、生活費の高さにもつながっていると推測されます。
第2位:香港
第2位は香港でした。2020年のランキングでは1位でしたが、2021年のランキングでは2位に下がっています。
香港は世界屈指の国際金融都市。歴史ある街並みとともに、高層ビルが立ち並ぶビジネス街も存在します。世界各地の名だたる大企業が支店を置き、駐在員が多く暮らす街です。街が発展するとともに人口も集中し、物価や生活費が上昇しています。生活費だけでなく、マンション価格や家賃が高い街としても有名ですね。
第1位:アシガバート
そして第1位は、カスピ海に位置するトルクメニスタンの首都・アシガバートでした! 2020年のランキングでは2位でしたが、2021年は1位にランクイン。
アシガバートは山脈と砂漠の間にある都市で、1919年から1927年はポルトラツクという名称でした。かつて旧ソ連の一部だったこともあり、ロシアを中心にガス輸出をしていましたが、近年の輸出先は中国が多くなっています。アシガバートにある政府系の建物はすべて白い大理石で建てられ、海外からは「ホワイト・シティ」と呼ばれることも。アシガバートのあるトルクメニスタンは近年、経済危機や食糧難のさなかにあることから、生活費の高騰が続いているとみられます。
ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!
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