「クトゥルフ神話」であなたが好きな神、神話生物は？【人気投票実施中】

アザトース

　魔王とも呼ばれるアザトースは、宇宙の始まりであり万物の王、神々の始祖。アザトースによって世界は創造され、クトゥルフ神話では古きものどもの総帥とされています。知性や視覚を持たない代わりに、強大な力を持っているアザトース。そもそも宇宙はアザトースの夢であり、アザトースが眠りから覚めるときはこの世が消滅するという設定の作品もあります。アザトースにはクグサクスクルス、ナイアルラトホテップなどをはじめとする数多くの子どもがいます。

ナイアーラトテップ

　クトゥルフ神話の神のひとりであるナイアーラトテップは、ラヴクラフトが1920年に発表した『ナイアルラトホテップ』で初めて登場します。背が高く黒い男と表現され、神々のメッセンジャーでありながら、自身もアザトースと同じくらいの強さを持つ土の精です。人間やほかの旧支配者を蔑んでいますが、旧支配者の中で唯一、幽閉の罰に服していない稀有な存在。人間と自ら接触を試みるなど、トリックスター的な扱いをされています。

ハスター

　クトゥルフ神話において旧支配者の一員とされています。姿がはっきりしておらず、大きなトカゲ、クトゥルフと似たようなタコに似た巨大生物などと表現されています。四大霊の「風（大気）」に結び付けられており、「水」の邪神クトゥルフとは半兄弟とされていますが対立関係にあります。オーガスト・ダーレスの作品ではハスターの名を口にすると滅ぼされるという設定が加えられました。

ヨグ＝ソトース

　クトゥルフ神話において外なる神のひとりとされています。「空虚」や「時空そのもの」と表現されており、果てしない全ての物事や時間さえも、ヨグ＝ソトースの一部であるといわれています。どのような時間・空間にも自らを接続でき、全てに触れている存在で、空間を拡大縮小したり時間をさかのぼったりすることが可能。ラヴクラフトの作品では、ヨグ=ソトースの名前を正確に発音すると命の危険にさらされるという設定になっています。