これぞまさしく萌えの異種格闘技戦だっ!――アーケードで人気の萌え格闘ゲームがPS2に登場「アルカナハート」レビュー(2/3 ページ)

» 2007年10月23日 00時00分 公開
[雛見澤秀一,ITmedia]

格ゲー初心者の筆者でも萌えを愛する心があれば!

 「アルカナハート」は多数の萌えっ子が登場すると聞いていただけに、ゲームセンターで稼動していたときから気になっていた筆者。しかし、格闘ゲームをほとんど遊ばなく、さらにレバー操作がニガテということもあり、今まで敬遠してきたのだ。そんな折、「アルカナハート」が家庭用PS2に移植されるというニュースを耳にし、以来発売日まで首を長くして待っていたのだ。PS2版はコントローラーで操作できから、きっと筆者でもなんとかなるだろう。

 というわけで、念願の本作をプレイ開始! ……と思いきや、キャラクター選択でいきなりつまずいてしまった。というのも、どの女の子も魅力的で、誰を使うべきか迷いまくりなのだ。う〜む、これはなんたるうれしい誤算。とりあえず、初心者でも使いやすいと評判(?)の「愛乃はぁと」を選択しよう。

画像 複数いるステージから選べるので、得意なキャラクターを相手に対戦することが可能だ

 メインとなるストーリーモードは、各キャラクターの個別シナリオを楽しみながら、8人の女の子と対戦していくというもの。8人中最後の3人は誰が登場するか決まっており、、プレイヤーキャラクターに関係がある女の子、フィオナ、本作のボス「ミルドレッド

」……という順番で戦うことになる。

 本作では弱、中、強攻撃を連続で出すとコンボになる、という特徴がある。これを利用し、うまく必殺技を絡めつつコンボを繋げて、相手を撃破していく。格闘ゲームは苦手だけどギャルゲーは大好き、という筆者でもサクサク勝つことができ、なんだか“俺ゲーセンデビューも近いんじゃね?”なんて錯覚を覚え始める始末。そして、とうとうやってきた最終戦。ボスであるミルドレッドとの対戦がついに幕を開けるのだ。

 ……が、コイツが強すぎ!!! 今まで対戦してきた女の子たちとは雲泥の差である。攻撃力、防御力共に高く、相手に近づきすぎると吹き飛ばされてしまうため、なかなか大ダメージを与えるチャンスに巡り会えない、。さらに、相手が繰り出す超必殺技は早めにガードしなければ当たってしまい、大ダメージを受ける。超必殺技を3連発してきたときには殺意を覚えました。

画像 弱中強攻撃→鉄拳ぱんち、というコンボでパワーゲージを溜めつつ、頃合を見計らって超必殺技の「愛の鉄拳ぱんち」を繰り出す。いつか上級者が使うようなかっこいいコンボを出してみたいものです

 すんません、自分調子に乗ってました……と内心反省しつつ、オプションでコンピューターの強さを最弱に変更、再チャレンジ。プライドなんてない、あるのは萌えを愛する心のみ。この作戦(?)が功を奏してか、なんとか筆者でも勝ちが見えはじめてきた。「弱中強攻撃→鉄拳ぱんち(はぁとの必殺技)」というコンボを繰り返し当てて地道に体力を削り、やっとこさミルドレッドを撃破! 念願のエピローグでは、各キャラクター個別のイベントグラフィックが見られる。……が、シナリオが短く、それほど達成感を感じられずに終わってしまった。ううむ残念。

 はぁとでクリアしたので、お次は好みの女の子でストーリーモードを再度プレイすることに。次に選んだのは、筆者が一番お気に入りの「安栖頼子」(やすずみよりこ)だ。メガネで魔女っ子という頼子は、図書室に入り浸る内気な女の子なのに、自称魔王(しかし姿は杖)のミケに引きずられながら、深夜の上野を徘徊する。

画像 強攻撃による広範囲の攻撃やミケのタックルなど、頼子に使い勝手のよさを感じた筆者。個人的には泣き虫キャラでもよかったんじゃないの? と思った

 「やだやだぁ!」とか「帰ろーよー!」とミケに懇願しながらも、引きずられトラブルに巻き込まれてしまう、その姿が可愛いのなんの! また、思い切り振り回されたり、生贄のように捧げられてしまうなど、ミケにいいように使われてしまう攻撃方法が多く、割と悲惨な目に遭っている。かわいそうだとは思いつつも、ついつい萌えてしまうのだ。全国の頼子ファンならこの気持ちを分かってくれるハズ。

 頼子は攻撃範囲が広いため、相手と距離を取りつつ戦えるのも気に入った。はぁとの時と同様に、弱中強のコンボに加え、広範囲攻撃と頼子に対する筆者の愛情で、ミルドレッドも撃破していく。さーて、お次は誰でクリアーを目指そうかなぁ……と考えてるころには、筆者はもうすっかり「アルカナハート」の世界にハマっていました。

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