ゲイムマンは今あえて「上海」を取り上げてみたよ:ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(3/4 ページ)
雀風ファイティング
アクティビジョンで「上海II」としてリリースされたのが、「上海」のルールを応用した対戦ゲーム「ドラゴンズアイ」。1人はフィールドの牌を消すのが目的、もう1人はそれを阻止するのが目的。日本ではアーケード、PC、スーパーファミコン、PCエンジン、メガドライブで発売された。発売元は主にホット・ビィだが、PCエンジン版はアスク講談社、メガドライブ版はホームデータ(現・魔法)だった。いずれも「ドラゴンズアイ」だけでなく、通常の「上海」も遊ぶことができた。
もっとも、「ドラゴンズアイ」の出た1991年から1992年頃は、既に「テトリス」に端を発した落ちものパズルがブームとなっていた時期。「ドラゴンズアイ」は「上海」ほどハマる要素が多くなかったこともあって、落ちものブームの陰に隠れてしまった感が否めない。
……と書きながらも、わたしは「ドラゴンズアイ」でひと晩徹夜してしまったのだが。そろそろ寝ようと思ったところで眠気のために勝率が落ち、勝つまで続けようとしてドツボにハマった。
アーケードでは「ドラゴンズアイ」の後に「上海III」が登場(サン電子)。十二支をイメージした12のステージをクリアしていく。スーパーファミコンなどに移植された。
次にアーケードに登場したのが「上海 万里の長城」(サン電子)。ステージをクリアしていき、万里の長城を東から西へ進んでいく。オリジナルの「上海」のほか、麻雀牌を立てて壁状にしたフィールドで、下の牌を取ると上の牌が落ちてくる「グレートウォール」、牌をずらして同じ牌をくっつけて消す「北京」、特定の牌をどちらが先に取れるか競う対戦ゲーム「青島」(チンタオ)もプレイできる。
「上海 万里の長城」は、スーパーファミコンや、プレイステーション、セガサターンなどに移植されている。
「上海III」や「万里の長城」あたりから、「上海」のゲーム性がちょっと変わってきた。それまで牌の並びはランダムに近く、運の要素が強かったのだが、「上海III」以降ではあらかじめ、中盤までは牌が4枚ずつ消せるように配列されており、難度が下がっている。落ち着いて考えれば、手詰まりにはなりにくい。
雀牌取りのパズル
わたしは趣味で各地のゲームセンター巡りをやっているが、「上海 万里の長城」や、その後の「真的武勇」「昇龍再臨」「三国牌闘儀」あたりは今でもときどき見かける。10年以上前の「万里の長城」が稼動していることもすごいと思うが、これはそれだけ「上海」というゲームが、定番のパズルゲームとして定着している証でもある。
もちろん現行のゲーム機にも「上海」は移植されており、Wii、ニンテンドーDS、PSPなどでプレイできる(販売元:サクセス)。Wiiウェアの「みんなで対戦パズル 上海Wii」もある(サン電子)。さらに携帯電話用アプリとしても人気が高い。最近ではiPhone、iPod touch、そしてiPadでもプレイできる。
あと、WindowsではVista以降、「上海」と同じゲームが「Mahjong Titans」という名前で付属ソフトになっている。
後の「テトリス」ほどではないが、「上海」にもフォロワーというか、ヒントを得て作られたゲームが多数存在する。先述の「ドラゴンズアイ」や「グレートウォール」「北京」「青島」もそうだが、アクティビジョン以外からも、牌を組み合わせて取り除くパズルゲームが生まれた。
牌を動かしてキャラクターをゴールへ導く「紫禁城」。2回まで曲げられる線で同種の牌をつないで消す「四川省」。同じ牌を3枚ストックして消す「中国龍」。
その中でも、わたしが一時期ハマっていたのが「香港」(徳間書店)である。ファミコンディスクシステム版とゲームボーイ版があるが、もともとは雑誌「MSX・FAN」の投稿プログラムだった。その頃にプレイしてハマった。
麻雀牌の字牌のみが積み重ねられた山から、牌を「東南西北白発中」の順に取っていく。フィールドの上から下に重力が効いていて、牌を下に落としてしまうとゲームオーバー。上から順に取ればクリアしやすいが、点数が低い。高得点を狙うには、周りを多くの牌で囲まれた状態の牌を取ることだ。山の形によって難度が変わり、高難度のステージはクリアするのも難しくなる。
ゲームボーイ版はそれほど入手困難ではないが、ディスクシステム版を今から見つけるのは極めて難しい(これは徳間書店のファミマガディスクシリーズ全作品に言える)。バーチャルコンソールで配信されないかなあと思う。定価が500円になると、当時のディスク書き換え料金と変わらないけど。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
-
「ウンコ食い」という毒魚に刺され“骨に激痛”→その40時間後…… ゾッとする経過報告に「えげつない」「何かの病気になりそう」
-
ドクダミを除草剤を使わず防ぐ方法3選 生態と対策がよく分かる解説に「待ってましたよ!」 「これは嬉しい!」と大反響
-
夫が男子トイレで発見した“幸運の虫”を妻に見せると…… 感動を呼ぶその正体に「蝶より綺麗」「素敵な旦那さんだ」
-
丸刈り男性が“1年間”髪を伸ばし続けたら…… 55週間の“大変身”の記録に「これはすごい!」「クールだね」
-
巨大深海魚のぶっとい毒針に刺され5時間後、体がとんでもないことに…… 衝撃の経過報告に「死なないで」
-
父が答えた「人生最後の日に食べたい物」に衝撃走る 思わず涙こぼれる回答に「泣かせないでください」「心に沁みた」
-
生後6カ月の赤ちゃん、ママと目が合ってニコッ!からの…… 無敵のかわいさに「撃ち抜かれた……」「癒しをありがとう」
-
カスハラなど客の迷惑行為で「もう限界」 老舗銭湯が閉店を決意した理由に「一番心折れるパターン」「見ていてつらい」
-
食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」
- JR東のネット銀行「JRE BANK」、申し込み殺到でメール遅延、初日分の申込受付を終了
- 幼稚園の「名札」を社会人が大量購入→その理由は…… 斜め上のキュートな活用術に「超ナイスアイデア」「こういうの大好きだ!」
- 「ずっと小児」 グランスタ東京の“母の日広告”に賛否…… 運営会社が撤去「違和感覚える方もいた」
- 「今までなんで使わなかったのか」 ワークマンの「アルミ帽子」が暑さ対策に最強だった 「めっちゃ涼しー」
- 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
- 「車庫にランボルギーニがいて駐車できない」→見に行くと…… 「電車の中で絶対見ないほうがいい」衝撃の光景が195万表示!
- JR東日本、ネットバンクサービス「JRE BANK」を発表 JREポイントがたまるなどの特典も
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「900円は安過ぎる」 喫茶店でプリンアラモード購入→見本と違いすぎる“激盛り”に仰天 「逆写真詐欺」
- 森の中で発見された“謎の物体”が618万件表示 「何これ!」「暗号?呪物?」集まる推測や知見と“驚きの事実”
- 庭に植えて大後悔した“悪魔の木”を自称ポンコツ主婦が伐採したら…… 恐怖のラストに「ゾッとした」「驚愕すぎて笑っちゃいましたw」
- 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
- 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
- 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
- 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
- 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
- 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
- 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
- 築152年の古民家にある、ジャングル化した水路を掃除したら…… 現れた驚きの光景に「腰が抜けました」「ビックリ!」「先代の方々が」
- 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評