正しい歯磨きかセンサーで分析、スマホで表示 スマート歯ブラシ「G・U・M PLAY」登場お口の健康、気にしてる?(2/2 ページ)

» 2016年04月19日 06時00分 公開
[井上輝一ITmedia]
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電動歯ブラシではない理由

 スマートフォンと連携する歯ブラシというと、やはり最初に思いつくのは歯ブラシ自体にIoTを埋め込む、電動歯ブラシのようなスタイルだろう。だが今回、一般的な歯ブラシにアタッチメントを取り付けるだけ、という仕様にした理由はなんだろうか。

 「電動歯ブラシで作ってしまうと、それを持っている人しか使えませんし、毛先も専用のものになります。そうなってしまうと市場全体には浸透しにくい。それよりも、歯ブラシ自体は一般的なものにすることで、お気に入りの歯ブラシを使えてオーラルケアの意識も向上できるようにしました。他社志向というわけではないですが、市場全体の意識を変えていきたいということでこのような製品になりました」(高橋氏)

G・U・M PLAYと歯ブラシ 見た目は至ってシンプル。歯ブラシの部分はお気に入りのものに付け替えることも可能

 お気に入りの歯ブラシがあって、その製品をリピートして使っているという人もいるだろう。このスタイルで製品化したことで、お気に入りの歯ブラシをスマート歯ブラシ化できるというわけだ。もっとも、アタッチメントの接続部分はゴム製とはいえ、基本的にはG・U・Mの歯ブラシの柄の形になっているため、あまりに違う形状の歯ブラシには付けられない点には注意が必要だ。

課題は消費者への認知 どうやって広めていくか

 「販売はオンラインショップがメインですが、蔦屋家電のような一部実店舗でも取り扱いを開始しています。というのは、いきなりこれをドラッグストアに置いても、この商品がなんだか消費者はよく分からないだろうと考えたからです。値段も高いし、電動歯ブラシでもないしで手に取ってくれる方は少ないでしょう。ですので、このような発売会を催して認知を促進できるよう動いております」(高橋氏)

 確かに、説明もなくドラッグストアにこれが置いてあったら主に値段面(5000円、税別)から敬遠してしまうだろう。どうやって消費者に認知を広めていくかというのが当面の課題になりそうだ。

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