こうしてダメな文章は作られる! 読み手を混乱させる「ダメ文」の特徴 その傾向と対策(2/3 ページ)
「ことこと」煮込んだ文 〜繰り返しのダメ成分〜
同じ表現が繰り返し続くと、文が平板になりますし、読みづらくなります。例えば、次の文をみてください。
この手続きを簡略化することによって、投票の意欲がなくなることがなくなり、期日前投票の投票率が上がることになる。
これは、実際にわたしが読んだレポートを少し改編したものです(元の文は、読点が一切ありませんでした)。
さて、この文の問題点は「繰り返される『こと』」です。なぜかは分かりませんが、文章を書き慣れていないひとは「『こと』を繰り返す」傾向があります。このように、「こと」を繰り返すタイプのダメ文を、わたしは「ことこと煮込んだ文」と呼んでいます。わたしの授業を履修してくれている学生のみなさんには、「文をことこと煮込まないように」と注意しています。
なお、この文ですが、
当該の手続きの簡略化によって投票意欲の向上が見込まれる。そのため、期日前投票の投票率もまた、向上が予想される。
とすれば、すっきりします。
「こと」のほかにも、繰り返すことでダメ文になる成分があります。例えば、「的」がそうです。
世界的に共通する文化が、国境を越えた中性的なルールとなる。そのような普遍的な文化的現象が繰り返されることで、進歩的な局面をきりひらく。
何を言っているか分からないと思いますが、わたしにも分かりません。ただ、ここでは「〜的」が多くて、その「分からなさ」を助長しているのは確かです。
このタイプのダメ文は、文章を書くことが苦痛なタイプのひとよりむしろ、文章を書く意欲のあるひとが書きがちのように思います。おそらく、「的」の前にくる語にバリエーションが必要なためでしょう。ある程度の語彙力のあるひとでないと、このタイプのダメ文は書けません。
ダメ文のポイント
- (文章を書き慣れていないひと)「こと」を繰り返す。
- (ある程度の語彙力があるひと)「的」を繰り返す。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
JR東のネット銀行「JRE BANK」、申し込み殺到でメール遅延、初日分の申込受付を終了
-
「ずっと小児」 グランスタ東京の“母の日広告”に賛否…… 運営会社が撤去「違和感覚える方もいた」
-
「車庫にランボルギーニがいて駐車できない」→見に行くと…… 「電車の中で絶対見ないほうがいい」衝撃の光景が195万表示!
-
JR東日本、ネットバンクサービス「JRE BANK」を発表 JREポイントがたまるなどの特典も
-
渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
-
高嶋ちさ子、NHK番組中の“親族絡んだ失言”に頭下げる 亡祖父に「大変失礼な事を」「訂正してお詫びします」
-
大谷翔平、妻の真美子さんと使える“高級なプレゼント”に感謝 「良すぎだろ」「めちゃくちゃ素敵」
-
0歳赤ちゃん「なぁに撮ってんだよ(怒)」→ママだと分かった瞬間……! 激変ぶりに大爆笑「振り幅スゴすぎ!」「組長からの天使はずるい」
-
「今までなんで使わなかったのか」 ワークマンの「アルミ帽子」が暑さ対策に最強だった 「めっちゃ涼しー」
-
巨大深海魚のぶっとい毒針に刺され5時間後、体がとんでもないことに…… 衝撃の経過報告に「死なないで」
- 「今までなんで使わなかったのか」 ワークマンの「アルミ帽子」が暑さ対策に最強だった 「めっちゃ涼しー」
- 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 同情せざるを得ない衝撃の光景に「私でも笑ってしまう」「こんなん見たら仕事できない」
- 「ロッチ」中岡、顔にたっぷり肉を蓄えた激変ショットに驚きの声 「これ…ヤバいって」「すごい変身っぷり」
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- “スケスケ成人式コーデ”が物議のモデル、「3度見される服」を披露 「コレは見ちゃうわ」「洗っても大丈夫なのか」の声
- 「東京チカラめし」約2年ぶりに東京で“復活” まさかの出店場所に驚き「脳がフリーズしそうに」
- 業務スーパーの“高コスパ”人気冷凍商品に「基準値超え添加物」 約1万5000個販売……自主回収を実施
- イオンモールで販売「シフォンケーキ」にカビ発生、5000個回収へ “下痢”の報告で調査中……出店企業が謝罪
- 【今日の計算】「500×99」を計算せよ
- ミュージカル『ディズニー くまのプーさん』、舞台が見えづらいとの指摘に謝罪 「視認性の改善を講じる」
- 庭に植えて大後悔した“悪魔の木”を自称ポンコツ主婦が伐採したら…… 恐怖のラストに「ゾッとした」「驚愕すぎて笑っちゃいましたw」
- 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
- 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
- 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
- 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
- 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
- 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
- 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
- 築152年の古民家にある、ジャングル化した水路を掃除したら…… 現れた驚きの光景に「腰が抜けました」「ビックリ!」「先代の方々が」
- 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評