真冬の北海道の川で熱帯魚が泳いでいる様子がYouTubeチャンネル「北海道水辺の会」に投稿されました。記事執筆時点でこの動画の再生数は1万回を突破し、驚きの声が寄せられています。

真冬の北海道の川に熱帯魚?
投稿者は北海道全域で釣りや採取、飼育、自然観察などの様子をYouTubeで発信しているTK(@mizube_tk)さん。以前には「川にいるサバ」と呼ばれる不思議な魚の正体を追う動画が話題になりました(関連記事)。
今回はなんと、真冬の北海道で熱帯魚が生息しているという川を撮影したものです。TKさんが歩いている場所には雪が積もり、とても熱帯魚が生きられるとは思えない景色ですが……。
雪に囲まれた川にグッピーがいる!
到着した川をとりあえず水中撮影してみるTKさん。すると確かに色鮮やかな魚がたくさん泳いでいます! ここは本当に冬の北海道なのか……? TKさんはきれいな色彩の魚だけ透明な容器に入れて観察することにしました。


たも網を降ろしてみると、簡単に多くの魚を捕ることができました。この中から美しい色の熱帯魚を観察していきますが……これらの魚の正体は、なんとグッピー。TKさんは何度かこの川を訪れており、昨年にはきれいなグッピーが減っていたそうですが、今回また増えている気がするとのこと。それってつまり……。



誰か、ここに放流している……?
TKさんはこの場所を見つけて4年目となりますが、グッピーは年数がたつにつれて地味な色合いになっていくため、自然にこれだけ派手な色彩の個体が残っていることは考えづらく、「定期的に誰かが放している可能性」があるのだそうです。極寒の川に熱帯魚を流そうとするだなんて、信じられません。

容器を置いて観察してみると、鮮やかな赤色や黄色、青色のグッピーたちがよく見えます。雪景色の中で泳ぐ熱帯魚、まるで夢の中のような何とも不思議な光景ですね。

安易な放流はやめよう!
TKさんによると、さすがに冬の北海道では熱帯魚がどこででも生きられるわけではなく、温泉地や下水処理場等の温排水が流れる川でのみ生息および定着が確認されているそうです。今回の川もあたたかい排水が流れ込んでいるスポットだったとのことで、偶然グッピーが生き残れる環境だったのかもしれませんね。
このように条件が限られた場所でしか生き残れないのであれば環境に与える影響は少ないのでは? とも思えますが、過去には「道東の足寄町に定着したグッピーが、マンガンを生成する貴重な藻類を食べてしまう事が確認され駆除される」といった事例もあったのだとか。TKさんは「熱帯魚であってもなくても、安易な放流はやめましょう」という注意喚起を行っています。
この動画には「地元の道南では見つけたんですが色がないグッピーばっかりでした 綺麗なやつが沢山取れて羨ましいです」「ヤベー」「うわぁ〜」といった驚きのコメントが寄せられています。


YouTubeチャンネル「北海道水辺の会」ではこの他にも、北海道で見られる自然の魚たちの姿や釣りの様子を数多く公開しています。また、X(Twitter)アカウント(@mizube_tk)やInstagramアカウント(@mizube_tk)でも発信しています。


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