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ねとらぼ
2026/07/27 20:00(公開)

台風の被害に遭った田んぼ→20日後、稲の様子を見てみると…… “驚きの結果”に「ホントに奥が深い」

 台風の被害に遭うと、田んぼの稲はどうなってしまうのか? 意外な影響に驚いてしまう稲の育ち方を、専業農家の男性がYouTubeに投稿。自然って、なんて不思議なんでしょうか……。

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「にこまる」の茎肥がスタート

 動画が投稿されたのはYouTubeチャンネル「田舎の者moーchan」(@mo-chan6248)。農家の長男として生まれ育ち現在は専業農家であるmoーchanさんの、稲作を中心とした、高知県での田舎生活の様子を紹介しています。以前には、用水パイプの詰まりをスッキリと解消する動画も話題になりました。

 今回の動画で見られるのは、人気品種「にこまる」の稲が台風によって想定外の育ち方をした驚きの光景。冒頭では、出穂の約45~40日前に行う追肥である「茎肥」を行い、その成長過程を紹介すると伝えます。まだ茎肥を行っていない田んぼには、小さな葉の間に土と空が映り込んだ水が目立ちます。

茎肥を行う前の6月15日
茎肥を行う前の6月15日
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日にちを開けて肥料を散布

 出穂したら50日で収穫する想定で、6月20日から茎肥を始めます。まずはケイ酸(シリカ21)を散布。その3~5日後にMリンPKを散布していきます。moーchanさんがしているのは、への字稲作というこのように元肥や穂肥をしない方法です。

ケイ酸を散布した6月20日
ケイ酸を散布した6月20日
6月23日の様子
6月23日の様子
6月25日にMリンPKを散布
6月25日にMリンPKを散布
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台風の被害により生育差が発生

 ケイ酸、MリンPKと肥料を散布し、その2日後に窒素肥料の硫安(硫酸アンモニウム)を4キロ投入します。この時点で、moーchanさんは今年の注意点に言及。5月末に台風6号の被害に遭い、この辺りの田んぼは水没してしまいました。その影響で稲の生育状況に違いが出てきているそうです。

奥の方は生育が早まり、色も濃くなりました
奥の方は生育が早まり、色も濃くなりました

 その原因は、台風によって山の谷から水が流れ込んだこと。一緒に流れ込んだ山の土が田んぼの土の上に乗り、客土(土壌を改良するために、他の場所から適した土を運び入れて混ぜたり、上から重ねたりする作業)のようになったのだそうです。元の灰色のような色合いの土の上に、もう少し茶色っぽい外部の土が乗り、層ができています。

山の土が一緒に流れ込みました
山の土が一緒に流れ込みました
外部の土が乗って層に
外部の土が乗って層に

 流れ込んだ山の土は窒素のような多くの栄養成分を含んでいたのだとか。外部の土の影響を受けた稲は窒素を吸ったような色となり、生育が予定よりも進んで見えました。

プロの勘で肥料を調整

 決してマイナスではないとのことですが、想定外の出来事なので当初考えていた段取りを少し変える必要があります。台風によって大量の水が流入した場所と、水が抜けていった場所では生育状態が違うので、硫安の量を勘で調整しながら投入していくと説明しました。

 ちなみに、動画内の田んぼ手前側はタニシの被害で稲がありません。台風の被害で水没し、弱ったところに流れてきたタニシに食べられてしまったそうです。台風の影響で稲の生育が進んだり、なくなってしまったり、自然と農業は本当に予測不能だということを教えられます。

 こうして、moーchanさんが経験に基づく勘で硫安を入れ、稲はすくすくと育っていきました。

6月27日に硫安を投入し、2日後の29日
6月27日に硫安を投入し、2日後の29日
7日1日の様子
7日1日の様子

茎肥が終わった田んぼは……

 6月20日から始まった茎肥が終わり、7月8日になりました。moーchanさんによると「かなりいい感じに生育している」とのことで、田んぼ一面に健康そうな青々とした稲が育っています。

 そして、やはり台風による客土の影響で変わらず生育に差はあるそうです。動画では田んぼの奥側の生育がかなり良いと説明されますが、それゆえに梅雨時期のいもち病なども少し発生しているため防除をしたところだとか。現在は、茎肥が終わったあとの中干しをしている最中で、あと2、3日で水を入れる予定なのだそうです。

茎肥が終わった7月8日

 手をかけられ、考え尽くされながら育てられているmoーchanさんの「にこまる」。このあと約1カ月後に予定されているという出穂の様子も楽しみですね。

「すくすく育ちますように」と反響

 この動画のコメント欄には、「山から天然の栄養物ありがたいけど、稲の成長に差が出るんだね、ホントに奥が深い」「これが社会科の授業で習った河川のまわりでは肥沃な土地での稲作が盛んになるみたいなことなんでしょうね?」「無事にすくすく育ちますように」などの声が寄せられています。

 YouTubeチャンネル「田舎の者moーchan」では、このほかにもmoーchanさんの稲作をはじめとしたリアルな田舎暮らしを発信中。ちなみにmoーchanさんが作る米を買いたいとの声が多かったことからオンラインショップ「田舎の者moーchan 田舎のもの直売所」も開設しており、こちらから直接米を購入することもできます。

「田舎の者moーchan」投稿まとめ

動画提供:YouTubeチャンネル「田舎の者moーchan」(@mo-chan6248

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