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ねとらぼ
2026/09/26 20:15(公開)

「3.5畳には見えない」 整理収納アドバイザーの“狭い部屋を広く見せる”工夫に「部屋作りの天才」「圧倒的なセンスの良さ」

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 「この部屋何畳に見えますか?」。外に面した窓のない3.5畳の部屋を、広く見せるためのインテリアの工夫を紹介した動画がYouTubeで反響を呼んでいます。動画再生回数は記事執筆時に17万回を超え、驚きの声が多数寄せられていました。

動画「【窓なし3.5畳】狭い部屋を広く見せる方法5つ|ほぼIKEA」。賃貸でも使える工夫を解説

 投稿したのはUIエンジニアのreny(レニー)さん。YouTubeチャンネル「reny | Desk & Life」(@reny-desk-life)で、「整理収納アドバイザー」の知識を生かし、快適な書斎の作り方などを発信しています。

 今回の動画では、狭い部屋を広く見せるための方法を、renyさん自身の3.5畳の書斎での家具の選び方と置き方の工夫を例に紹介。なかでも、壁や家具がどんな色でも使えて、賃貸でもできる工夫5つに絞っています。5つの工夫には「光と視線を部屋の奥まで通す」という共通点があるとしています。

書斎を対角線で撮影「光と視線を部屋の奥まで通す」とは、一体どういうことなのでしょう
「光と視線を部屋の奥まで通す」とは、一体どういうことなのでしょう
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1 線でできた家具を選ぶ

 1つ目の工夫は「線でできた家具を選ぶ」こと。収納を置くときは、「視線と光が通る」という理由で、箱型の収納よりもフレーム(線)でできたシェルフを勧めています。例として、6面の閉じたボックスをライトの前に置くと、向こう側が見えなくなって、光が遮られ、後ろにある壁が暗くなります。一方スツールタイプの椅子なら置いても向こう側が見え、壁も暗くなりません。同じくらいの大きさでも、見える範囲が違います。そこが家具選びのポイントです。

 renyさんの部屋にあるIKEAの「レールベリ」というシェルフは、フレームが細いスチール製なので向こう側が透けて見え、棚板もメッシュ素材。renyさんは、同じサイズでも箱型の棚なら圧迫感があったはずだとしています。線でできた家具であれば、収納を増やしても部屋が狭くなったとは感じにくいとrenyさんは述べています。

棚板をアップ。細いフレーム、メッシュ素材の棚板で構成されるシェルフ。重いものをたくさん載せるのには向かないので、見せたいものや軽いインテリアを中心に置いている
重いものをたくさん載せるのには向かないので、見せたいものや軽いインテリアを中心に置いています

 なお、部屋にある棚が箱型の「面でできた家具」で買い換えが難しい場合は、棚の中に照明を置くのも手です。面の家具だと視線や光が遮られて暗くなるところを、光を足すことで圧迫感を和らげられます。renyさんの部屋では棚にボール型のライトをはじめ、さまざまなタイプの照明を置いています。

箱のような収納がある棚、ボール型ライトを置いている。照明を置く際は「コードのいらないポータブルライトのタイプなら、より気軽に試せる」とrenyさん
照明を置く際は「コードのいらないポータブルライトなら、より気軽に試せる」とrenyさん
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2 透ける素材を使う

 2つ目は「透ける素材を使う」です。renyさんは「透ける素材」として、アクリルやガラスのような透明な素材とメッシュ構造を挙げました。

 パソコンのモニターの後ろには、IKEAの「メローサ」というアクリル製の棚を置いています。モニターの後ろに回したテープライトの光を壁全体に当てるため、光を通す透明な棚を選んだそうです。壁が明るく照らされることで、圧迫感の軽減を実感したとのこと。

 もう1つはデスクにある椅子。狭い部屋では椅子が大きな壁のように見えるので、背もたれ部分がメッシュの「セイルチェア」を選びました。メッシュの部分からは向こう側が透け、またヘッドレストがないシンプルなデザインなので、部屋を狭く感じさせないところが気に入っているそうです。

机の前のイス。向こう側にある収納やシェルフが透けて見えます
向こう側にある収納やシェルフが透けて見えます

3 腰から上を軽くする

 3つ目は「腰から上を軽くする」。生活感が出る小物や日用品などを隠して収納する場所も必要なので、「箱型の家具は低い位置にまとめる」というルールで置いています。

 renyさんの部屋ではIKEAの「トロッテン」というキャビネットがそれにあたります。腰から下は中が見えない箱型のキャビネットで、ケーブルなど撮影機材はそこに収納。一方、目線より上は線でできています。隠す場所があるから出しっぱなしのものが減り、上の空間をすっきり保てるそうです。

収納の隣に立って腰の高さと比べている。ケーブルや細かな小物、撮影機材は中が見えない箱型キャビネットに
ケーブルや細かな小物、撮影機材は中が見えない箱型キャビネットに収納

 また、すでに背の高い棚を持っていて買い換えたくないという場合は、腰から上に置くものを減らして余白を作ることを勧めています。家具そのものの高さは変えられなくても、上段の半分ぐらいを空けるだけで「詰まった印象」が和らぎ、圧迫感が少なくなるからとのことです。

4 床を見せる

 4つ目の「床を見せる」は、renyさんが最も効果的だと感じている工夫です。部屋の中で一番面積が大きいのが床。だから、見えている面積が広いほど部屋も広く感じ、ものや家具で隠れていると同じ広さでも窮屈に見えるというのがその理由です。

脚のある家具、プラントスタンドが見える。視線を低くすると、床を広く見せる工夫がいくつも見えます
視点を低くすると、床を広く見せる工夫がいくつも見えます

 「床を見せる」ためのポイントは4つ。1つ目は「浮かせる」です。renyさんはウォールシェルフや有孔ボードの「スコーディス」を使い、壁を収納できる場所にしています。

有孔ボードにはグリーンが飾られています
有孔ボードにはグリーンが飾られています

 2つ目のポイントは「脚のある家具を選ぶ」です。同じ大きさでも、脚がある場合は家具の下に床が見えます。今ある家具が脚を後付けできるタイプなら、脚を購入してつけてみるというやり方もあると提案しています。

 3つ目は「床に直接ものを置かないこと」。renyさんの部屋では、グリーンをプラントスタンドに乗せたり、スツールをものを置く台として活用したりしています。「床から少し持ちものを上げるだけで見え方がかなり変わる」としており、簡単ながらも効果を感じやすいのでおすすめな方法とのこと。

 そして、4つ目は「ドアを開けた1歩目の床を広く残す」です。現在はドアを開けたら部屋の奥まで床が見えています。しかし、以前はドアの横に机を置いていて、ドアを開けたときに机の天板があり、下の床が見えなかったため、右の壁沿いに移動させています。

ドアを開けてすぐには大きな家具はない。家具の買い換え・買い足しの必要がない、試しやすい方法です
ドアの近くから大きな家具を移動させるだけ。家具の買い換え・買い足しの必要がない、試しやすい方法です 

5 奥行きを作る

 5つ目、最後の工夫は「奥行きを作る」で、それには「照明」と「鏡」の2つを使います。

 まずは照明。「天井を照らせば高く、壁を照らせば広く見える」というセオリーがあるそうで、renyさんの部屋では壁を積極的に明るく照らしています。IKEAのテーブルランプ「トカボ」「デイサ」を壁際に置いて柔らかい光で壁を照らし、フロアライトの光は壁に当て間接照明として使っています。

壁際に複数の小さな光源を置いています
壁際に複数の小さな光源を置いています

 続いて鏡。鏡には「奥行きを作る」「光を反射して部屋を明るく見せる」という2つの効果があるとのこと。部屋には壁にかけている鏡に加え、足元にももう1つ鏡が置かれています。近くにIKEAの「ファード」という照明を置き、鏡に床と照明が映り込む状態を作っています。そうすると実際より床を広く、部屋全体も広く見せる効果が感じられるそうです。さらに、光が映り込むことで光の数も増えたようにも見えます。

足元の鏡と照明を置き、鏡に「床と照明が映り込む仕掛け」を作っている
鏡に「床と照明が映り込む」仕掛け

 renyさんは、紹介した5つの工夫すべてが「光と視線を部屋の奥まで通す」につながると再度解説。「1つでも変えられそうなところが見つかっていたらうれしい」としめくくりました。

「3.5畳には見えない」「圧倒的なセンスの良さ」に驚き

 動画を見た多くの人からコメントが寄せられ、「流石に3.5畳には見えない……すご」「圧倒的なセンスの良さ」「すごく綺麗なお部屋 アイデア全て参考になりました!」「説明もとても分かりやすくて参考になります!片付け頑張ろうと思いました!」「部屋作りの天才です」といった声がありました。

 renyさんはYouTubeの他、Instagram、X、noteなどで、書斎のルームツアーを通して「集中とリラックスを操れるデスク環境」などを公開しています。

動画提供:renyさんのYouTubeチャンネル「reny | Desk & Life」(@reny-desk-life)

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