経年変化でベタついてきてしまったポーチの裏面をきれいにする動画が、YouTubeに投稿されました。身近な道具だけを使った方法を紹介する内容が話題となり、動画の再生数は記事執筆時点で17万回を超えています。
劣化したコーティング剤のベタつき
動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「古着ライターだった行政書士が解説する【いのくちゃんねる】」の井口豪さん。行政書士である井口さんは約20年に渡りライターとして古着ファッション誌やホビー誌、自動車雑誌に寄稿してきた経験があり、同チャンネルではヴィンテージ品に関する知識と経験を生かして、その魅力や見分け方などを紹介しています。
今回紹介するのは、ナイロン生地に施された防水コーティング剤の劣化による「ベタつき」を落とす方法。アウトドア用品などに施されているポリウレタンコーティングはしっかり水をはじいてくれますが、年月が過ぎると劣化して手に付いたり、収納した物が内側にくっついたりするようになってしまいます。
この厄介なベタつきは、お湯と重曹、使い古した歯ブラシだけで落とせるとのこと。内側がベタつくようになったナイロン製のポーチを使って、洗い方の具体的な手順や作業時のポイントを解説していきます。
ポーチをタライでつけ洗い
ポーチが入る大きさのタライを用意したら、ベタつく部分に直接重曹を振りかけられるようポーチを裏返します。同商品はメイン収納だけでなく外側ポケットもベタついているため、この中にも重曹を投入。全体に満遍なく振りかけたところで、ポーチ全体がつかる程度の量のお湯をタライに注ぎます。あまり熱いと生地やパーツを傷める可能性があるため、お湯の温度は40度くらいです。
重曹の溶けたお湯が全体に行き渡るようポーチをひっくり返し、その状態で3時間ほど放置。時間になったらゴム手袋を装着し、ベタつく部分を歯ブラシで軽くこすっていきます。ポケットの隅や縫い目周辺はコーティング剤が残りやすいですが、生地表面や縫い目が傷みかねないため力を入れて磨く必要はありません。一度の作業で完全に落とそうとはせず、ベタつきが残っていそうな部分を確認しながら満遍なく全体をブラシがけします。
メイン収納と外側ポケットの両方を隅々まで磨いたら、洗濯機ですすぎ洗い。すすぎと脱水が終わったポーチを風通しの良い場所に干して、十分に乾かせば完了です。重曹によるつけ洗いを行った結果、ポーチの内側は見事にベタつきがなくなりました!
作業時の注意点
この方法はアウトドア用品だけではなく防水コーティングが施されたナイロン製のバッグや衣類などにも応用可能ですが、コーティング剤を落とす作業のため、もともと備わっていた防水性が失われる点には注意。引き続き使う際は生地に対応した防水スプレーを噴霧したり、雨天時の使用は避けたりするといった対策が必要です。
また、素材や劣化の程度によっては今回の方法でもきれいに落ちない可能性があり、生地やパーツが損傷する可能性もあるとのこと。特に大切なものや貴重なものを洗う場合は、必ず製品の状態を慎重に確認しながら自己責任で作業するよう注意を促しています。
コメント欄には、「古くなるとベタつくし、牛乳みたいな臭いになるよね」「これはうれしい情報!」「めちゃ勉強になる!!」などの感想に加え、「ベビーパウダーでもベタつきなくなるよ タープでやってみた」とのアドバイスも寄せられています。
井口さんはYouTubeチャンネルの他、Instagram(@inokuchi.legaloffice)とX(Twitter/@legalinokuchi)も運営中。歴史的・文化的側面からヴィンテージ品を解説するとともに、大切なコレクションを次世代へ託す準備を始めたいという人向けの情報を発信しています。
画像提供:YouTubeチャンネル「古着ライターだった行政書士が解説する【いのくちゃんねる】」(@inokuch)
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