ボリュームのあるボディーに、突き出た大きなレンズ。ジャンクコーナーで700円で手に入れたカメラで撮ってみたら、思いがけない写真が生まれました。そんな掘り出し物のカメラと、実際に撮影した作品がXに投稿され、話題になっています。

advertisement

700円で出会った、ユニークな形のカメラ

 手のひらに載っているのは、丸みのある黒いボディに、大きなレンズが付いた一台。一般的なコンパクトカメラとはずいぶん違う、独特な姿をしています。

独特な形状が目を引く、オリンパス「IZM 330」

 このカメラを見つけたのは、オールドレンズなどを使って写真作品を撮影するフォトグラファーの宵ノ入さん(@ilipics)。写真や撮影機材についてXで発信しており、以前もジャンクコーナーで手に入れた約70年前のレンズで撮影した作品が注目を集めました。

 今回購入したのは、カメラ専門店「カメラのナニワ」のジャンクコーナーに並んでいた、オリンパスの「IZM 330」。価格はなんと700円です。宵ノ入さんによると、「ブリッジカメラ」という種類にあたるのだとか。独特なボディーの形にも納得です。

 「え?! すご!  なんでジャンクだったんですかね??」という質問には、「おそらく動作未確認?」と回答。ボディーだけでなく電池室やフィルム室もきれいだったため購入してみたところ、問題なく動く完動品だったといいます。

advertisement

レンズが捉えた、身近な風景の美しさ

 気になるのは、その写り。公開された作例の一つは、水滴をまとった細長い草の葉です。緑が幾重にも重なり、小さな水の粒が光を受けてきらめいています。何げない草むらが、思わず見入ってしまう一枚に。

緑の葉に付いた小さな水滴まで美しく写っています

 別の写真には、建物の前に枝を広げる大きな木。日の当たる壁と葉の影の対比が印象的です。

建物の前に立つ大きな木。壁に映る影も印象的です

 さらに、緑に囲まれた坂道を撮った写真では、路面に落ちた葉が点々と続き、静かな街角の空気が伝わってきます。

緑に囲まれた坂道。路面には落ち葉が点々と

 どれも身近な風景を美しく切り取った、味わいのある仕上がり。機材の値段だけでは、写真の魅力を決められないのかもしれません。

「運命の出会いですね」「良い買い物しましたねー」

 2026年10月26日の投稿は、記事執筆時点で32万件以上閲覧され、約7900件の「いいね」を集めています。

 コメント欄には「素敵な写真に感動しました! 購入の経緯も含めて宝物になりそうですね!」「700円で掘り出し物を見つけた、この運が本当にいい」「ふおぉっ!」「これは大当たりすぎますね」「見たことないカメラすぎる上にめっちゃ良い写真出てきてる」といった声が。「葉の露が!!」と写真の細部に注目する人もいました。

 ほかにも「運命の出会いですね」「良い買い物しましたねー」と、思いがけない発見を祝福する反応が寄せられています。

 ジャンクコーナーで見つけた一台が、日常の風景をこんなにも魅力的に写し出すとは。次はどんな被写体をどのように写し出すのか、気になりますね。

 宵ノ入(@ilipics)さんのアカウントでは、この他にもさまざまなカメラで撮影された作品が投稿されています。


画像提供:宵ノ入(@ilipics)さん