アムステルダムにXbox 360のキーマンがそろい踏み――新タイトルも続々と発表XO5(1/2 ページ)

オランダ・アムステルダムにて、プレスとゲーム業界関係者を招いての、欧米向けXbox関連タイトルお披露目イベント「XO5」が開催され、ロビー・バック氏、J・アラード氏、ピーター・ムーア氏といった、Xbox 360のキーマンがプレゼンテーションにて登場した。

» 2005年10月05日 22時43分 公開
[遠藤学,ITmedia]

 2005年10月4日(以下、現地時間)、オランダアムステルダムにて、プレスとゲーム業界関係者を招いての、欧米向けXbox関連タイトルお披露目イベント「XO5」が開催された。Xbox 360は、北米で2005年11月22日、欧州で2005年12月2日、日本でも2005年12月10日にそれぞれ発売するとあって、発売直前カウントダウンとも言える本イベントには、約1100人の関係者が出席。

photo ステージ前にも関わらず、多くの人が集結。なぜ、このようなことになっていたかと言うと……
photo 席に座るには時間がかかるから。関係者だけのイベントでこれだけの人が集まるのは、日本でもあまりないこと。それだけXbox 360への注目が高い、その証明だとも言える

 会場内には多くの試遊台が設置され、中には日本でもまだ情報は少ないものの、発売自体は予定されているタイトルも見受けられるなど、開発は順調に行われている様子が伺えた。まずは、9時間にもおよんだ本イベントの中から、プレゼンテーションの様子をお届けしよう。

 初めに登壇したのは、Xboxヨーロッパ バイスプレジデントのクリス・ルイス氏。同氏は「XO5」の開催を宣言するとともに、先日インタビューを行ったレア開発のFPS「パーフェクトダーク ゼロ」の紹介を行ってくれた。また、その際には明らかにならなかった発売日ではあるが、世界共通でロンチタイトルであることも発表された。

photo Xboxヨーロッパ バイスプレジデント クリス・ルイス氏

 続いて登場したのは、マイクロソフト エンターテイメント&デバイス ディビジョン プレジデント兼チーフXboxオフィサーであるロビー・バック氏だ。「ゲームがデジタルになることは重要なこと」と切り出した同氏は、 「Xbox 360は、最高のゲームと、次世代のXbox Liveのサービスを提供する世界でもっとも強力なハイデフのビデオゲームとエンターテイメントシステムです。さらにXbox 360は、家庭のデジタル エンターテイメントの核となる機器であり、デジタルカメラ、携帯音楽プレイヤー、Windows XP搭載PCと接続することで、各種エンターテイメントを統合した形で楽しめます。これはほかの機器では望むべくもありません」とXbox 360の優位性を説明。

photo マイクロソフト エンターテイメント&デバイス ディビジョン プレジデント兼チーフXboxオフィサー ロビー・バック氏

 また、成功する上でのキーワードとして「カメオ:エレメンツ オブ パワー」や「パーフェクトダーク ゼロ」、日本では「ナインティナイン ナイツ」や「ブルードラゴン」といった“ゲーム”そのものを挙げ、「そこにオンライン、デジタルエンターテインメント体験、サードパーティーからのサポートといったものが加わることにより、Xbox 360はこれまでのゲームを打ち破ることができる」と語った。

 そしてロビー・バック氏と入れ替わるように、Xbox バイスプレジデント兼チーフXNAアーキテクトのJ・アラード氏が登場。同氏からは、Xbox 360とXbox Liveサービスの統合とXbox Liveサービスの強化が説明されたほか、「PGR 3」を使いながら、実際に外部とつないでのデモが行われるなど、Xbox Liveも順調に完成へと向かっていることが証明された。

photo Xbox バイスプレジデント兼チーフXNAアーキテクト J・アラード氏

 また、「Xbox 360は素晴らしいものだ。世界で最高のゲームソフト開発者がたくさんいる。今回見ていただいたのは、また新たな側面だが、Xbox 360は友だちと接続、メディアと接続、コミュニティーと接続しながら、さまざまなゲーム体験ができる」と語るなど、“オンライン”が現行機であるXbox同様に、Xbox 360においても重要な要素のひとつであることを改めて強調した。

 Xbox Liveも順調に完成に近づいているが判明したとなると、次に気になるのはやはりタイトルになるだろう。こちらについて語ってくれたのは、Xboxワールドワイド マーケティング&パブリッシング担当コーポレート バイスプレジデントのピーター・ムーア氏だ。

photo Xboxワールドワイド マーケティング&パブリッシング担当コーポレート バイスプレジデントのピーター・ムーア氏

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