「GT」から「TT」へ――ポリフォニー・デジタル最新作「ツーリスト・トロフィー」(1/2 ページ)
千葉・幕張メッセにて開幕した「第39回東京モーターショー」のSCEブースにおいて、「グランツーリスモ」シリーズを世に送り出したポリフォニー・デジタルの最新作「ツーリスト・トロフィー」の発表会が行われた。
本日より、千葉・幕張メッセにて開幕した「第39回東京モーターショー」のSCEブースにおいて、「グランツーリスモ」(以下、「GT」)シリーズを世に送り出したポリフォニー・デジタルの最新作「ツーリスト・トロフィー」(以下、「TT」)の発表会が行われた。
「TT」は、オートバイとヒトの関係を物理的にシミュレートし、ライダーの立場からライディングの魅力を追求したリアルライディングシミュレーター、つまり、4輪ではなく2輪のタイトルとなる。
発表会に登場したのは、ポリフォニー・デジタル プレジデントであり「TT」プロデューサーの山内一典氏と、「TT」ディレクターを務める七澤崇聖氏の2人。
まずは山内氏が「東京モーターショーにおける僕らの出展は8年目になります。例年ですと、この場で新しい『GT』の発表を行ってきましたが、今日は4輪ではなく2輪、モーターサイクルのゲームの発表となります。『GT』を最初に作った時は、そこにマーケットがあり、必ず成功するといった確信を持って作ったわけではありません。僕らのメッセージにユーザーの皆さんが反応してくれ、結果として成り立ったものだと考えています。
『TT』は、『GT』と“同じアプローチ、同じクオリティー、同じ哲学”でバイクのゲームを作ったら、一体どんなゲームができるのだろうか? そういうトライになります。今日この場から、皆さんとのコミュニケーションを通じて、新しい歴史が始まればと思います」とコメント。4輪から2輪へと変わったものの、「TT」は「GT」と同じコンセプトを持って開発が行われており、これまで「GT」で培ったテクノロジーを使い、新たな挑戦を行うという意気込みを感じることができた。
続いて登場した七澤氏からは「TT」のゲーム説明が行われた。氏の話によると、「TT」には国内外を合わせた80台以上のオートバイが収録されており、コースも筑波や鈴鹿を始めとする実在サーキットや、「GT」に収録されていた市街地コースやオリジナルコースなど、30コース以上が用意されているとのこと。
こちらについて七澤氏は「オートバイの精巧なモデリングは見ているだけでも楽しむことができると思いますが、エンジン音やシミュレーションに関しても、『GT』と同じクオリティであると自信を持っています。『GT』で走り慣れたコースも、オートバイに乗り換えて走ってみると、まったく印象が違うものになります」と語ってくれた。
また、「TTワールド」(メニュー画面)には、「ライセンススクール」、「TTチャレンジ」、「シリーズレース」という3つの柱と、バイクライフシミュレーションである「ガレージ」、そして「クローゼット」といったモードが用意されていることが明らかになっている。
「ライセンススクール」から各モードを詳しく解説
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