1次と2次のβテストに熱く参加してみた:「ファンタジーアース ザ リング オブ ドミニオン」体験記(5/5 ページ)
その他の変更要素としては、強い(フィールド制圧数の多い)国と弱い国で取得できるゴールドに差がでてしまう問題の解決策がとられている。
- 装備品の修理にかかるコストの低下
- 宿屋の利用料金が、一律料金からPCのレベルに合わせた金額に変更された(ただし、レベル5までは無料)
- 回復薬「ハイリジェネート」の廃止
- 初心者フィールド(首都と直接つながっているフィールド)を切り分けることで、全てのフィールドを制圧されることがなくなった。これにより、必ず平和状態のフィールドが存在することになる(どんなに追い詰められても国が完全に滅ぶということがない、というのは有り難い救済措置だ)
- 文化レベルによるショップ販売アイテムの格差がなくなった
また、レベルキャップ(レベルの上限)が20から25に変更されたので、1次βよりも更に強いキャラクターを作ることができるようになった。やり込みたいコアなプレーヤーには朗報だといえるだろう。
その他にもよりユーザーフレンドリーに、よりバランスよく、というベクトルで数々の仕様が変更された。特に戦争ルールの変更はプレイに大きく影響を及ぼしているようだった。確かに1次βの戦争は現状の把握が難しいところがあり、時間制限ゲージもなかったので「いつになったら終わるんだろうか」と思いながら「優勢」「劣勢」の文字を眺めて、戦地に赴いては死にまくる、ということがしばしあった。2次βでの戦争は状況もやるべきことも明瞭で、かつ召喚や新建築物などの登場でストラテジーの幅がぐんと広がったので、戦略的な楽しみが大きくなったというのは間違いないだろう。クリスタルでの回復ができるようになったのも戦いやすさに貢献している。
新機軸の新機軸たるところとは? そして次回に続く…
実際に戦争に参加をしてみると思うことだが、50人対50人の対人戦は他では経験できない面白さがぎっしりと詰め込まれている。目の前で仲間が死んでいく姿を見たり、敵の1人をあと少しで倒れるところまで追い詰めながら、逆に別の敵国キャラクターに返り討ちにあったり、パーティを組んでチャットを駆使してオベリスクを建てていったり、そういった行動のすべてが全体の「勝利」と「敗北」につながる。オンラインゲームならではの「モニタの向こう側の人間を相手にしている」という前提が、この「戦争」という要素と相まってプレーヤーのハートに訴えかける新鮮な面白さを提供しているという印象を持った。
またアクションゲームとしての要素もなかなか秀逸で、「W」「S」「A」「D」による左右移動とマウスによる対象選択に加えて「Q」「E」によるサイドステップなどを駆使することで、敵の攻撃を避けたり、自分の攻撃を効果的にあてたりする細やかなアクションが楽しめる。筆者としては特に2次βでスカウトを操るようになってから、今作の「敵を狙う」「攻撃を避ける」というアクションの楽しさに改めて気付かされた。中距離からの戦闘はウォリアーの近接戦闘とはまた違った感覚を身につけなくてはならない。クラスごとに戦闘のアプローチが異なってくるそのバランスは、よくできていると言える。
次回の報告では各クラスの詳細情報とクラスごとのスキルの紹介をする。また「戦争」についても更に突っ込んだところを探りながら、2次βテストでの体験をリポートする予定である。
ちなみに筆者のPC環境は、某社のノートPC、CPUがPentium Mプロセッサ735、メモリが512MB、グラフィックはオンボードだ。インターネット環境は光ファイバー100MB。この環境で、戦争中に多少カクカクすることはあったが、基本的には普通にプレイできていた。ご参考にしていただければ幸いだ。
スクウェア・エニックスが今作を「MMO・アクションRPG×ストラテジー」と銘打ったのは伊達ではない。アクションゲームとしても軽快で面白いし、1人ひとりが戦略シミュレーションのコマになったかのような、それでいて個人の視点から見れば大勢のなかで生死を賭けた闘いに挑む緊張感が味わえる、そんな「戦争」が抜群に楽しいタイトルだ。製品版をお待ちの方々は期待していてほしい。どっぷりハマれる新機軸MMORPGがこの冬、貴方のPCで動き出すことだろう。
ファンタジーアース ザ リング オブ ドミニオン | |
対応OS | Windows 2000/XP |
メーカー | スクウェア・エニックス |
ジャンル | MMOアクションRPG×ストラテジー |
発売日 | 2006年2月23日(木) |
価格 | オープンプライス |
関連記事
- スクウェア・エニックス、MMORPG「ファンタジーアース」第3次βテスター募集開始
- スクウェア・エニックス「ファンタジーアース」2006年2月23日発売決定
- 5カ国から選択、2体の召喚モンスター追加――「ファンタジーアース」2次βテスト本日開始
- スクウェア・エニックス「ファンタジーアース」の復習をします
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「大根は全部冷凍してください」 “多くの人が知らない”画期的な保存方法に「これから躊躇なく買えます」「これで腐らせずに済む」
-
マクドナルド、次回ハッピーセットのコラボを“チラ見せ★”するも…… 分かりやすい正体に「きっとひっかけ問題」「めっちゃ嬉しい」
-
平野紫耀、イベントで持っていた“37万円のカバン”が爆速で完売 「経済まわしすぎ」「ファンすごい」の声
-
「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
-
浜崎あゆみの「9人のそっくりさん」が全国から大集合 “本人公認あゆ”、“11歳のあゆ”、“会社員あゆ”など
-
「虫の本送ったよ」 LINEしてきた母、荷物を開けると…… 愛がつまった“4万円の本”の正体に「そのノリで送っていい本じゃねぇぞ」
-
←デート初日の夫 現在の夫→ 2400万再生突破の大変貌に「同じ男性だなんて信じられない」【海外】
-
「誠に勝手ながら……」 → 勝手にもほどがある「休業のお知らせ」が1030万表示 「実質閉店」
-
「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
-
「小さいころはこれだった」 会社の大掃除で見つかった“まさかの絶滅危惧種”が170万表示「まだ生き残りが」
- ryuchellさん姉、母が亡くなったと報告 2024年春に病気発覚 「ママの向かった場所には世界一会いたかった人がいる」
- ハードオフに1650円で売られていた“まさかの掘り出し物”→修理すると…… 見事な復活劇に「相場が上がってしまうw」
- 巨大深海魚のぶっとい毒針に刺され5時間後、体がとんでもないことに……衝撃の経過報告に大反響 2024年に読まれた生き物記事トップ5
- 北海道の用水路で“巨大な外来魚”を捕獲→さばいてみると…… 中から出てきた“ヤバすぎる物体”に大興奮「ずっと釘付け」
- 【ハードオフ】2750円のジャンク品を持ち帰ったら…… まさかの展開に驚がく「これがジャンクの醍醐味のひとつ」
- 「脳がバグる」 ←昼間の夫婦の姿 夜の夫婦の姿→ あまりの激変ぶりと騙される姿に「三度見くらいした……」「まさか」
- 幼稚園の「名札」を社会人が大量購入→その理由は……斜め上のキュートな活用術に大反響 2024年に読まれた面白記事トップ5
- 米津玄師、紅白で“205万円衣装”着用? 星野源“1270万円ネックレス”も話題…… 「凄いお値段」「びっくりした」
- 【今日の難読漢字】「手水」←何と読む?
- サバの腹に「アニサキス発見ライト」を当てたら……? 衝撃の結果に「ゾワっとした」「泣きそう」と悲鳴 その後の展開を聞いた
- ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
- パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
- 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
- ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
- 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
- フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」