目的はただひとつ“生きて脱出すること”――大水害に見舞われた都市が舞台の「絶体絶命都市2」(2/2 ページ)
相互に干渉しあう主人公たち
先にも述べたように、本作ではある主人公のシナリオが終了すると、次の主人公でプレイが可能といったように、複数のキャラクターを操作しながらゲームを進めていくこととなる。1つの災害を同じ時系列で、別々の立場からプレイすることになるわけだが、その際、それぞれの主人公がとった行動が、ほかの主人公のゲーム展開に影響を与えることがあるという。
たとえば、「主人公A」でプレイしていた時に「主人公B」を助けていると、「主人公B」でプレイした時に「主人公A」に助けてもらえる。逆に、「主人公B」で進むためにガレキを落とすと、「主人公C」でプレイした時にガレキが障害物となってしまうことがあるといった感じだ。自分が取ろうとしている行動は本当に正しいものなのか? ほかの主人公の状況も考えながら行動する必要があるだろう。
水害から身を守るために覚えておきたいこと
本作で描かれる災害は「水害」である。小さなすき間さえあれば、どこからでも入り込んでくる水は、プレーヤーの行動を妨げるだけでなく、時にプレーヤーを押し流し死に至らしめることもある危険な存在だ。
突発的な水流に襲われた時や、流れの急な場所を通って逃げる時など、プレーヤーが取れる行動としては、しゃがむことで突然の波にさらわれる危険を回避する「ふんばる」と、柱やロープ、手すりなどにつかまることで流れに逆らって行動する「しばみつく」の2つが用意されている。
ただ、「ふんばる」中は動くことができないため、水中で長い間ふんばり続けると息ができずに窒息死することがあったり、「しがみつく」場合も、しがみついたもの自体が流されてしまうことがある。後者の場合、ある程度しっかりと固定されたものにしがみつけば問題はないが、前者の場合は息をするしか手がない。ふんばるタイミングなどには、十分に注意を払いたいところだ。
また、水に濡れたまま行動をしていると、疲れや寒さから体調が崩れることもある。体調が崩れるとまともに歩けなくなったり、最悪の場合、そのままのたれ死ぬ可能性もあるため、ストーブやコンロなどを使い、体を暖めて行動する必要があるという。キャラクターが水に濡れている場合、体から水滴が落ちてくるので、こまめにチェックを行うようにしたいところだ。
なお、キャラクターの体調は「TPゲージ」にて確認することができる。体調が悪くなると動きが鈍くなったり、視界も悪くなるので、体調は万全となるよう心がけながら、災害都市から脱出を目指していただきたい。
絶体絶命都市2―凍てついた記憶たち― | |
対応機種 | プレイステーション 2 |
メーカー | アイレムソフトウェアエンジニアリング |
ジャンル | サバイバル・アクションアドベンチャー |
発売日 | 2006年2月23日予定 |
価格 | 7140円(税込) |
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