秋葉原のネットカフェがプレイオンライン一色に――「プレイオンラインフェスタ2006」リポート(2/2 ページ)

» 2006年03月27日 04時54分 公開
[仗桐安,ITmedia]
前のページへ 1|2       

 冒頭、渡辺氏より「ファンタジーアース」の次期バージョンアップが4月の早い段階で実装できそうだという発言。5月以降も、もろもろのバージョンアップを用意しているとのこと。スクリーンには、今後のバージョンアップで実装されるであろう各要素が列挙された。

クリスタルとキャッスルの位置変更

 今までは防御側のクリスタルの位置が弱かった。加えて、同じマップでもクリスタルの位置が変わることで戦略が変わる、ということで実装予定。

国の目標

 “王が「○○を護れ!」と指示を出すことがある。そこを護りきると、特別な装備やアイテムが入手可能になる”という一例を挙げ、国の規模や特色ごとにその都度目標を提示するという機能が実装されるようだ。

新装備

 前述の「国の目標」を達成した暁にもらえるであろう新装備の一部が公開された。

こちらが特別な条件下で手に入る迷彩装備。まずはスカウト用が実装される、とのこと
こちらはスカウト用軍服。軍服にはウォリアー用とソーサラー用も存在する

召喚モンスター(レイス、キマイラ、ドラゴン)

 まずはレイスを実装する予定。レイスはゲートオブハデスという新しい建物を建てることで召喚できる。各軍に1体のみしか召喚できない。スカウトのボイドダークネス(敵の視界を一定時間暗闇で遮るスキル)のようなブラックアウトという技が存在する。レイスの周囲が暗闇に包まれる強力な技だが、パワーの消費が激しく長時間継続することができない。

 キマイラとドラゴンの実装はまだ先の話になりそう。キマイラは相手のキープまで行けば大打撃を与えられるが、途中で倒れてしまったら能力を活かせずに終わってしまうという、一発逆転を狙えるものになる。空中を飛行できるドラゴンも一発逆転的な要素が強いもになりそう。

開発者への質問コーナー

 以上の発表があったあとに、一般から募った開発者への質問事項に回答するコーナーに。後半は来場者からの直接の質問にも回答をしていた。以下に主な内容をご紹介する。

「ギルドのようなコミュニケーションを目的としたシステムを導入する予定はありますか?」

―― 部隊というのを考えている。名前をつけて編成できるもので、部隊同士で競いあう要素もできるかもしれない。また、ブリーフィングルームというチャット用に特化した部屋が各首都に幾つか置かれる予定もある。部隊単位とか限定された数名での作戦会議やコミュニケーションに役立つ機能になる。

「戦争で何もしなくても報酬がもらえる現状については対策があるのか?」

―― よろしくないとは思っているので、対策は近いうちにとりたい。

「βテストであったエンチャントシステムをどうしてなくしたのか?」

―― なくしたわけではなくて封印してあるだけなので、いずれ実装される可能性は大。

「当初は7クラスあったが、どうして3クラスになったのか?」

―― そぎ落としたり統合した結果3クラスになった。3クラスそれぞれに遊びのバリエーションがあるので、今のままでよいのではないかと思う。

「同期ズレでダメージをくらうことがあるが、解消されるのか?」

―― サーバダウンやラグの原因が3つほどあって、そのうちの1つは解消した。残り2つの原因についても今後解消していきたい。

「回復スキルの導入予定は?」

―― かなり会議をした結果、導入しないことにした。バランスを考えると、当面のところ導入の予定はない。

「サポート系の活躍がスコアに反映されないが、何か対策はあるのか?」

―― クリスタルを預かり渡す役目の人(通称クリスタル銀行)などの、サポート役にもメリットを与えるようにしたいと思っている。

 実際にプレイしている人が聞きたかったであろうツボをついた質問もあり、来場者たちは開発者の一言一言に真剣に聞き入っていた。質問コーナーが終わりトークセッションはつつながく終了したのだった。

 その後も19時まで続いたトルクマイヤ・デスマッチ。Necca内は終始賑わっており、飛び入り参加希望者も後を絶たなかった。発売間もない「ファンタジーアース」ではあるが、その人気と注目度の高さを伺える、熱いイベントだった。ユーザーフレンドリーなバージョンアップも含めて、今後の展開から目が離せないタイトルだ。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/30/news039.jpg 勇者一行が壊滅、1人残った僧侶の選択は……? 「ドラクエでのピンチ」描くイラストに共感「生還できると脳汁」
  2. /nl/articles/2412/01/news031.jpg 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  3. /nl/articles/2411/29/news197.jpg 「笑い止まらん」 海外産アプリで表示された“まさかの日本語”に不意打ち受ける人続出 「何があったんだw」
  4. /nl/articles/2411/30/news013.jpg PCで「Windowsキー+左右矢印キー」を押すと? アッと驚く隠れた便利機能に「スゲー便利」「知らなかった」
  5. /nl/articles/2411/30/news003.jpg スーパーで買った瀕死のズワイガニを水槽に入れ、育てたら…… 100万再生された予想できない結末に「泣けます」「おもしろすぎ」
  6. /nl/articles/2411/30/news023.jpg パパが好きすぎる元保護子猫、畑仕事中もくっついて離れない姿が「可愛すぎる」と反響 2年以上がたった現在は……飼い主に話を聞いた
  7. /nl/articles/2412/01/news060.jpg ドラマ「Dr.コトー診療所」放送から21年…… 子役たちの現在は? 16年ぶり役者復帰に「大人になったね〜」の声
  8. /nl/articles/2411/27/news156.jpg たった1秒なのに300万表示された“猫の登場シーン”が耐えがたい 電車で見たら終わる光景に「草www」「めっちゃ笑った」
  9. /nl/articles/2412/01/news004.jpg 真ん中から毛糸を編み進めていくと…… ポコポコかわいい“冬大活躍”なアイテムが「素敵なデザイン」「とてもかわいい」
  10. /nl/articles/2411/29/news025.jpg 折り紙1枚を折っていくだけで…… 2025年の干支にぴったりなデザインに「職場に持って行こうかなぁ」「素敵です」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  2. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  3. 猫だと思って保護→2年後…… すっかり“別の生き物”に成長した元ボス猫に「フォルムが本当に可愛い」「抱きしめたい」
  4. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  5. 大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
  6. 「大物すぎ」「うそだろ」 活動中だった“美少女新人VTuber”の「衝撃的な正体」が判明 「想像の斜め上を行く正体」
  7. 川で拾った普通の石ころ→磨いたら……? まさかの“正体”にびっくり「間違いなく価値がある」「別の惑星を見ているよう」【米】
  8. 大谷翔平と真美子さん、「まさかの服装」に注目 愛犬デコピンも大谷家全員で“歩く広告塔”ぶり発揮か
  9. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  10. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」