レビュー
» 2006年04月17日 19時10分 公開

まさにハイデフ万歳――より鮮明に、美しくなったキャラクターがくんずほぐれつの戦いを繰り広げる「ランブルローズ ダブルエックス」レビュー(1/2 ページ)

Xbox 360用ソフトの中でもコアなファンの期待が高い「ランブルローズ ダブルエックス」がついに登場した。PS2からXbox 360へとハードが変わり、いったいどのような進化を遂げたのか? その魅力に迫っていく。

[板橋舟人,ITmedia]

 2005年2月にプレイステーション 2用ソフトとして登場した「ランブルローズ」。女子プロレスという割とマイナーなジャンルながら、結構なお色気要素でスマッシュヒットを飛ばしたのは記憶に新しい。その待望の続編が、最新ハードであるXbox 360用ソフト「ランブルローズ ダブルエックス」(以下、RRXX)として登場した。インタビューにてプロデューサーである内田明里氏が“移植版ではありません。完全新作です”と述べたように、数多くの要素が加えられた本作を、さまざまな角度から検証していこう。

一番のキモである映像は超進化した

 本作の見所は多々あれど、ユーザー的に一番気になるのはその映像だと思うが、こちらは格段にパワーアップしており、いたる場所から次世代を感じることができる。まず画面解像度が1280×720(D4端子利用時)になったことで、緻密(ちみつ)さがアップ。各キャラクターのテクスチャーも非常にリアルになっており、血管が透けて見えるほどだ。各衣装も当然ながらテクスチャーではなく、ポリゴンモデルで作られており、肌と衣装の境目がボヤける、なんてことはまったくない。

 また、エフェクトもパワーアップしており、カメラ手前側の映像は焦点が合っていないようにボヤけ、視点の中心部分はハッキリと表示される。強烈な光が当たった部分はブルーム(白飛び)的な表現となり、肌の白さをいっそう際だたせることに成功している。本作の主役であるキャラクターたちの魅力がさらにアップしており、さらにはくんずほぐれつの戦いを繰り広げるのだから、プレーヤーにとってはうれしい限り。試合にも熱が入るというものだ。

photophotophoto 次世代らしい技術をふんだんに使った映像は、文句なく素晴らしい。モデリングも秀逸だ

基本システムに大きな変化はなし?

photo 初期状態では、各キャラクターの基本属性のみ使用可能。ゲーム中で条件を満たすと、反対の属性が解禁されていくのだ

 RRXXでは、まずプレイするキャラクターを選ぶことから始まる。登場キャラクターは総勢10人だが、各キャラクターにはベビー(善)とヒール(悪)の属性がある。属性が変わると、外観や技などがまったく変わってしまうため、単純に20体以上のキャラクターが操れると考えて良いだろう。さらに、試合を重ねて人気が一定以上になると、「スーパースター」モードへとチェンジできるのも新たな要素だ。

 スーパースターでは外見は大きく変わるが、技は少し変わる程度なので、別キャラクターと言えるほどの変化はない、というのが正直なところだ。ただ、ここで重要なのは“外見が大きく変わり”という部分だと思うので、この追加要素は素直に喜ぶべき部分なのだろう。

 プレイするキャラクターを決めたら、あとは自由に試合を楽しむだけ。前作にあったシナリオモードは今回は搭載されておらず、プレーヤーが好きなだけ試合を行うスタイルが採用されている。ただ、自由度が高い分、ちょっとメリハリには欠けてしまうので、次回作ではシナリオモードの復活をぜひとも期待したいところだ。

 ちなみにマップ上には「スカイスクレイパー」、「レッドヴァレー」、「アリーナ」の3つの会場で、コンピュータの操るキャラクターとの試合を行うことができる。相手や試合形式(シングルかタッグかなど)などはランダムで変わるため、単純に戦う場所が変わるだけと考えて良いだろう。

試合は打撃と組み技の使い分けがポイント

 試合自体は、打撃または組み技(いわゆる投げ技)で相手を攻撃して体力を減らし、フォールが成功すれば勝者となるシステムだ。ただし、格闘ゲームとは異なって体力が表示されないため、相手の体力をある程度予想する必要がある。当然、相手の体力がまだ十分にあれば、フォールを返されてしまうこともある。また、特殊なフォールを使用しないと勝てないルールがあることも明記しておこう。

 打撃は、同時にスティックを入力する方向によって技が変化し、連打することによって連続攻撃となる。組み技は少々特殊で、まずレバーを入力しながらボタンを押すと、組んだ状態の“グラップル”(組み合い)になる。そこからさらに、打撃技で攻撃するか、組み技へ移行するかを選択できるといった感じだ。防御側もやられるのを待つだけでなく、コマンド入力によって、これらの技を返すことが可能。対人戦の場合はここで読み合いが楽しめるわけだ。

photo 組み技には、ジャイアントスイングのように投げるものと、コブラツイストに代表される関節技の2種類がある

 組み技へ移行する場合、レバーとボタンの組み合わせで技が大きく変化する。DDTやバックドロップなどのおなじみの技から、本作独自のオリジナル技まで多数用意されており、技によって頭や腕、胴体など、ダメージを与える部位が異なり、中にはそのままフォール状態へ移行する技もある。

 このようにゲーム中の操作は前作から大きな変化はなく、操作は簡単なため、本作からのプレーヤーでもすぐにキャラクターを自在に動かすことができるだろう。ただ、キャラクターの出せる技について統一性がないことは気になった。これはすべてのキャラクターの技を統一しろというのではない。右方向にレバーを入れれば組み技、左方向ではフォールにつながる技という具合に、技の種類がある程度統一されていれば、より遊びやすくなるのではないかという意味だ。序盤は組み技で体力を減らし、後半はフォールへ続く技で一気に勝負を決めたいと思っても、キャラクターが変わるとレバーを入れる方向により技の種類も変わるため、なかなか思い通りの技を出せないことが多々あった。

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