君は生き延びることができるか――「機動戦士ガンダム 戦場の絆」ロケテストに行ってきました

アーケードゲーム「機動戦士ガンダム 戦場の絆」のロケテストが、東京・中野にあるプラボ中野店で開始された。あいにくの天気にもかかわらず、いち早くプレイしたい人たちが多く訪れていた。

» 2006年05月02日 00時00分 公開
[今藤弘一,ITmedia]
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 バンプレストの「機動戦士ガンダム 戦場の絆」(以下、戦場の絆)は、最大8人対8人の対戦が可能なアーケードゲーム。これまでのようなゲームとは異なり、映像は大型筐体内に設置されたドームスクリーンに映し出されるので、本当にモビルスーツのコクピットに乗り込んで戦っているような体験ができるのが特徴だ。

 東京・中野にあるプラボ中野店で開催されたロケテスト初日は、あいにくの天気にもかかわらず、いち早く戦場の絆を体験しようと、多くの人が訪れていた。

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 戦場の絆を体験するためにはまず「パイロットターミナル」に行き、500円で「パイロットカード」を購入するところから始まる。パイロットカードはICカードで、そこには所属軍(地球連邦軍かジオン軍か)や自分の名前(ハンドル名)、パイロットスーツの色、交信時に使う声の種類といったデータを登録する。パイロットカードにデータを登録したら筐体に乗り込み、戦闘開始だ。

画像 「パイロットターミナル」でパイロットカードに情報を登録する。
画像 これが出てくるパイロットカード。所属軍や名前、階級、パイロットポイントのほか、店舗名などが記されている

 戦場の絆では、ユーザーは地球連邦軍とジオン軍に分かれて対戦するのだが、最大8人対8人のチーム対戦が可能だ。今回のロケテストでは4人対4人の対戦が行われていた。プレイ料金は1プレイ300円、2プレイ500円だが、ロケテストでは2プレイのみの試遊となっていた。

 戦闘が終わったらパイロットターミナルに行き、自分の戦果を登録する。結果に応じてモビルスーツがレベルアップすると、新しい武器を受け取ることができる。なおパイロットターミナルでは、ちょうどそのころ、1つ前の戦闘をディスプレイで再生してくれている。自分のデータを登録するためにやってくると、ちょうど自分の戦いが表示されている、というわけだ。これを見ながら戦い方を復習し、次の戦いに役立たせることができる。

画像 筐体外観イメージ
画像 ドームスクリーンのイメージ

 戦場の絆は対戦プレイのみとなっているので、いわゆる「CPUキャラ」は存在しない。動いているモビルスーツはすべて、人が操作しているものだ。ロケテストには、もちろん友達同士で来た人もいるとは思うが、1人で来ている人も多い。

 ロケテストのバージョンからはボイスチャットも可能だが、友達同士でもなければ急造のチームと言うことになり、なかなか声をかけ合って戦うのは難しい。しかしいったん声をかけ始めると慣れてくるようで、チーム同士で「そっちに回って!」、「援護する」といったように話しながら対戦していたようだ。

 当日はかなりの人が訪れていたこともあり、整理券での順番待ちとなっていたが、最初は1名ずつの登録だったのが、その場でチームを結成し、次の番では4人で登録して遊ぶ人もいたとか。まさに“戦場が取り持つ絆”といったところだろう。

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 戦場の絆に登場するモビルスーツには、「陸戦型ジム」のような近接格闘型、「陸戦型ガンダム」などの近距離戦型、中距離支援型の「ガンキャノン」、後方支援型の「ガンタンク」、狙撃型の「ジム・スナイパーカスタム」など、それぞれの“特徴”がある。この特徴を考えながら相手のモビルスーツを倒し、戦力ゲージを減らしていくことになる。

 また、地球連邦軍なら「ビッグトレー」、ジオン軍なら「ダフデ陸戦艇」が“拠点”として用意されている。そこではHPが回復できるのだが、逆にこの拠点を攻略されてしまうと、大きく戦力ゲージがダウンしてしまう。

 戦場の絆での戦い方について開発者に聞いたが、モビルスーツの特徴を考えて配置し、チームプレイに徹するのが勝利のコツ、とのこと。いざ戦闘というときには、どうしても乗りたいモビルスーツ、たとえばガンダムなどに人気が集中しがちだが、“フォア・ザ・チーム”に徹してガンダンクに乗り込むと、味方を支援しつつ遠距離からの拠点攻撃が可能となり、勝利への近道となる場合もある。「ガンダムが4体登場しても、必ずしも勝てるとは限りません」と開発者。モビルスーツの特徴を出すために、あえてバランスを極端に変え、オールマイティ型は存在しないようになっている。これもあって、チームプレイがより重要になっていくわけだ。

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 なお、今回はロケテストのため店舗内だけの対戦となっているが、今後実際に全国店舗への展開が始まると、店舗内での対戦だけでなく、店舗同士での対戦も可能となる。ちなみに、対戦のマッチング方法だが、たとえば8台筐体が設置されていたとして、ちょうど4人対4人に分かれて戦闘ができるならいいのだが、もしかしたら地球連邦軍希望者が5人、ジオン軍希望者が3人となることもあるかもしれない。その場合は、ほかの店舗のジオン軍希望者から2名分を振り分けての対戦となるそうだ。ただし、同じ店舗内で戦っている人同士しかボイスチャットはできない。他店舗の人とやりとりする場合はシンボルチャットでのやりとりとなる。

 今回のロケテストは、4月29日から5月7日まで。期間は短いが、ゴールデンウィーク中でもあるので、プレイしてみたい人はプラボ中野店を訪れてみてはいかがだろうか。なお本格的な店舗展開は未定となっている。

公開ロケテスト概要
実施日 2006年4月29日(土)〜5月7日(日)
実施店舗 プラボ中野店
住所 東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ別館
店舗営業時間 午前10時〜午前1時
注意事項 ロケテストは予告なく終了する場合がございます。また、当日は混雑が予想されるため、プレイを制限させていただきますことをご了承ください
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