誰もが知っている「テトリス」が、ニンテンドーDSによって生まれ変わる「テトリスDS」レビュー(3/4 ページ)

» 2006年05月02日 00時01分 公開
[桜山憂太,ITmedia]

 最後は「VS COM」モード。これは、レベルに応じたコンピュータを相手に対戦をするモード。複数ラインを消すと、相手のフィールドをせり上げることができ、先に積み上がった方の負けとなる。仮想対人戦とも言えるモードなので、自分の戦い方を確立するための練習に使うといいだろう。レベル4のジュゲムに勝てるようになれば、対人戦でもかなりの率で勝てるようになるはずだ。レベル5のクッパは、常人の域を超えているが、クッパに勝てるようになるのを目標にしてみるものいいだろう。もし、勝てるようになれば、誰にも負けないぐらいの実力がついているはずだ。

「マラソン」モード。どんどん速度が上がっていくので、どこまで耐えられるようになるかがキモ。慣れてくれば、延々と続けられるようになるのだが……
過去のファミコンタイトルをモチーフにしたステージが楽しい「ステージクリア」。落下後の回転とホールドを使いこなせるようになれば、最高レベルの20でもクリアできるようになるだろう
コンピュータが相手の「VS COM」。まずは、ジュゲムが倒せるようになることを目指そう。それなりに倒せるようになったら、相手のフィールドの状況や、せり上がってくるブロックの個数などを見ながら戦えるようにしてみよう

さまざまな状況に対応する柔軟性が必要な「プッシュ」

 本作で、唯一上画面が自分のフィールドとなる「プッシュ」。縦長のフィールドを、相手と共有しながら戦うことになるモードだ。複数のラインを消すことで、相手のフィールドを押し下げることができ、先にラインを超えた方が負けとなる。このモードではコンピュータが相手となるが、後述する対人戦も可能なモードなので、そこに向けての練習ができる。まずは、レベル4を目標に頑張ってみよう。このプッシュは、いかに敵を押し込むかなのだが、やたらとテトリスを狙えばいいものではない。レベル4をプレイすればわかるが、テトリスを狙おうとしても相手も同じラインを空けてくるため、そうそう決めることはできない。では、どうすれば相手を押し込めるかという発想力と柔軟性が重要になってくる。その状況に合わせた臨機応変さを身に付けられれば、ほかのモードでも活かすことができるはず。

ただ、ブロックを消せばいいわけでもなく、テトリスだけを狙えばいいわけでもない。その場の状況に応じた柔軟性が物を言うモードだ
テトリスを狙って失敗すると、中途半端なブロックが残ってしまいこのような状況に陥りやすい。こうなると、相手がテトリスを決めやすくなり、あっという間に負けることもありえる。とにかく、奥が深いモードと言える

ニンテンドーDSならではの遊びが楽しめる「タッチ」

 このモードは唯一タッチペンを使って「テトリス」を楽しめるモードだ。「タワー」は、タッチペンを使うことによってブロックをずらしたり、回転させてラインを消していくことができる。しかも、残ったブロックは、ほかのモードと違い、下に落ちていくため、一種の落ち物パズル的な要素も含んでいる。最終的に頂上に乗っかっている風船の入ったカゴを地面につければクリアとなる。ただし、レベル4と5はブロックを回転させることができないため、かなり戦略的なずらし方が必要となる。また、落ち物パズルとしての要素があるため、落下したブロックでさらにラインを消せばCHAINが繋がり、より高得点を得ることができる。

 「タッチ」もう1つのモードである「タッチパズル」は、出された条件通りにブロックを消して、クリアを目指すもの。「タワー」と同じく、タッチペンを使ってずらす。

とにかく、どんどんテトリミノを落として、ラインを消していこう。かなり直感的に遊べるものと言える。意外と知られていないのが、カゴはテトリミノと同じ役割を持っているので、ラインを揃えるように落とせば、他のブロックが消えてくれるのだ
通常のテトリスとは違った感覚なので、新たな楽しさを味わえるはずだ。ただし、「タッチパズル」では、ブロックの回転はできない

じっくり考えて消していく「パズル」

このパズルで出てくるような状況が、他のモードでも起きることがある。また、新たな発想を手助けしてくれることもあるので、気分転換も含めて少しずつ解いていくことをオススメする

 積まれているブロックを、決まったテトリミノを使ってすべてのブロック消すモード。一手ずつ、必ず1ライン以上を消さなければいけないため、消したあとの状況を考えながらテトリミノを使って行くことになる。このモードは時間制限もなければ、やり直しもきくのでじっくり考えて楽しもう。


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