思わず息を飲む驚異のメカアクション――「アーマード・コア4」

メカアクションの定番としてすっかりおなじみの「アーマード・コア」シリーズ最新作「アーマード・コア4」が、プレイステーション 3で今年の年末に早くも登場。驚異的な描画能力で描かれるハイスピードなメカアクションを堪能できる一作だ。

» 2006年09月25日 01時15分 公開
[仗桐安,ITmedia]
画像 並んでいるファン層をなにげにチェックしつつ筆者も並んでみたのだが、筆者が見た限り「アーマード・コア4」をプレイしていたのは、100%男性だった。やはりロボットとかメカものに目がないのは男の子だということだろうか

 セガブースの一角、セガパートナーズのコーナーにて、もっとも来場者を足止めしていたタイトルが、この「アーマード・コア4」だ。プレイステーションで発売されて以来、根強い人気を誇るフロム・ソフトウェアの「アーマード・コア」シリーズ。その最新作がプレイステーション 3でリリースされるとあっては、ファンは気になってしかたないだろう。2台のプレイステーション 3が設置されたコーナーに来場者が列をなし、数10分待たなくてはプレイできない状況が続いていた。

 実際にさわってみた「アーマード・コア4」は驚愕のグラフィックで筆者を迎えてくれた。砂塵舞う荒涼とした都市といった趣きのステージで出陣をするローゼンタールという名の自キャラは、ボディ全体が極度に緻密に描かれていた。

 メカの造形がリアルで緻密であればあるほどプレーヤーは燃えるものであって、そういう意味で、描画能力の進化の恩恵を如実に受けるジャンルだとは思うのだが、それにしてもこのクオリティの高さはどうだろう。自キャラのリアルさもすごいが、それを際立たせるかのように、遠くの背景は絶妙にボヤけ、眼前に迫るとクリアになる。敵機も同様に、遠くにいるときと近くにいるときではその描写にちゃんと変化があり、サウンドエフェクトの迫力もあいまって、その臨場感たるや相当なものだった。

画像 質感のリアルさにとことんこだわったであろう、そのボディにうっとりしてしまった

 基本操作は左スティックで移動し、L3ボタンでロックオン。□ボタンで左手の武器を使い×ボタンで右手の武器を使う。L1ボタンとR1ボタンでそれぞれ左手の武器と右手の武器を切り替える作業が可能で、L2ボタンでブースト、R2ボタンを押しながらの移動でクイックブーストが可能だ。

 敵は空からローゼンタールめがけて容赦なくビームを撃ってくる。それらをクイックブーストなどを駆使しながら左右によけて、狙いを定めて敵を駆逐していくことになる。画面上にレーダーがあるので、どこに敵がいるのかはほぼ把握できる。プレイステーション 3のコントローラはL2ボタンとR2ボタンがトリガー状になっていて、プレイステーション2のデュアルショック2よりも指になじむ操作ができるので、ブーストによる移動が心地よい。

 そのリアルすぎるほどにリアルな空間に没頭し、がむしゃらに敵を狙っては撃っていた筆者だったが、時間のすぎるのは早いもので、夢中になっているうちにプレイアブルタイムが終了してしまった。

画像画像 リアルなメカアクションを楽しみたいなら、迷わず手にとってほしいタイトルだ

 誰が見てもうなるであろう、その次世代のグラフィックにばかり目がいきがちだが、アクションとしても非常に丁寧に作られているという印象を持った。難易度は高そうだったが、攻略のしがいのある骨太な作品になるのではないだろうか。12月発売予定ということで、目前に発売が迫っている。おそらく現時点でのプレイアブル内容は、製品版にかなり近いものだと思っていいだろう。年末には、このクオリティでメカが操れる日がやってくるのだ。ロボットもののファンなら要チェックだ。

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