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» 2006年12月25日 23時09分 公開

暮れの元気なご挨拶――お約束となった「KOF忘年会2006」も無事に3年目

SNKプレイモアは恒例となった「KOF忘年会2006」を有楽町マリオン 丸の内ピカデリー1で12月22日で開催。朝までの長丁場を何事もなく無事に終えることができたのか?

[加藤亘,ITmedia]

 SNKプレイモアが毎年暮れの元気なご挨拶ということで、ファンとともに夜通しKOFに浸る「KOF忘年会」が今年も開催された。今年の会場となった有楽町マリオン9階にあるピカデリー丸の内ピカデリー1には、先頃募集した「優先入場チケット」で招待された100組200名と、当日一般入場の350人が集合。予想していた人数を軽くオーバーし、2階席にまで溢れるほどの盛況を見せた。

 昨年、大阪からの参加者を乗せて会場に乗り込んだファルコン号に代わり、今年はノナ号が登場。昨年はおりからの寒波による大雪により立ち往生してしまい、イベント時間内に到着することができなかったというアクシデントに見舞われた試みは、くじけることなく今年も行われ、30人の募集枠に近い参加者を乗せ会場に駆けつけていた。

 0時30分から始まったイベントは、朝の7時まで続き、トークショウやゲーム大会、声優たちによる生アフレコなど、飽きさせない構成でファンと暮れゆく2006年を振り返っていた。そもそも、ファン感謝イベントとして企画された「KOF忘年会」は、2004年に「ザ・キング・オブ・ファイターズ」(以下、KOF)10周年記念イベントとして開催されて、今年で3回目となる。会場エントランスには「KOF MAXIMUM IMPACT REGULATION “A" 」や「THE KING OF FIGHTERS'98 ULTIMATE MATCH」(PS2)、「THE KING OF FIGHTERSネスツ編」(PS2)の試遊コーナーも併設され、イベント中も途切れることなくファンたちによる対戦が繰り広げられていた。

声優陣大活躍

 イベントはラルフ・ジョーンズ役のモンスター前塚さんとキング役の生駒治美さんをメイン司会に迎え、ゲストに麻宮アテナ役の池澤春菜さん、アルバ・メイラ役の佐藤佑暉さん、アッシュ・クリムゾン役の長代聡之介さん、草薙京役の野中政宏さん、ソワレ・メイラ役の服巻浩司さん、八神庵役の安井邦彦さんが登壇した。

 まず最初のコーナーでは、KOF人気声優陣が恋愛アドベンチャーの携帯アプリ「Days of Memories 〜彼と私の熱い夏〜」を元に生アフレコに挑戦するというもの。池澤さん演じるキョウコが、KOF忘年会の優先入場チケットを入手しようと試みるも落選。なぜか思惑とは関係なく優先入場チケットを獲得してしまった京やアルバが誰と一緒に行くかという丁々発止の内容。結局、なぜか京は庵と。アルバは当然(?)ソワレと。そして溢れたアッシュは……と、いよいよオチとなるも、アッシュ演じる長代さんにすべてが委ねられる無茶ブリに、会場は大爆笑の連続に。コメディよりの脚本を、役者のアドリブでさらにコメディ色が強化されたものに笑いが絶えないものとなった。

 生アフレコはその後も行われ、こちらでは「KOF マキシマムインパクト レギュレーション“A”」(以下、「MIA」)のサイドストーリーが披露された。脚本は「MI2」のシナリオライターでもある嬉野秋彦氏によるもので、アルバとソワレがアンとの関わり方について悩むという内容。1回目とは打って変わったシリアスな展開に、会場は今度は水を打ったように静かに物語の行方を見守る姿が印象的だった。

 また、アフレコにも参加した声優陣にトークショウは、進行役にモンスター前塚さんと、生駒治美さんを迎え、1回目は佐藤さん、服巻さん、池澤さんの3人が。2回目は野中さんと長代さんが登場し、会場からの質問に答える形で行われた。印象的だったのは、進行役のモンスター前塚さんと2人は師弟関係にあり、長代さんは声優学校での教え子、野中さんは事務所の後輩と、意外な関係も披露。さらに長代さんは前職が中華のコックだったことが明かされ、トマトと卵の炒め物のレシピを公開する場面も。野中さんに以前、杏仁豆腐を作ると約束したのをきっかけに、なぜか来年は来場者800人分の杏仁豆腐を作る約束までさせられることになってしまった。この約束が果たされるかは来年のお楽しみとなった。

声優には負けてられない

 「KOF忘年会」で恒例となっているが、「KOF」シリーズ新作の試遊台が置かれている。前述したとおり、今回は「MIA」、「KOF '98 アルティメットマッチ」、「KOF ネスツ編」が設置されていたのだが、これらについての開発者トークイベントが今年も行われた。

 アーケード版の出展も期待されていたが、今回「MIA」はプレイステーション 2版で出展。開発進行度40%で、開発者もいつ止まるんじゃないかとドキドキして見守っていたが、どうやら順調に稼働し続けた様子。内容的には「KOF マキシマムインパクト2」をベースにアッシュ・クリムゾンとブルー・マリーを追加しただけながら、よくよく見るとキャラクター選択画面に「?」のマークが。

 トークショウではその点について触れ、FALCOON氏が3人目の新キャラクターの存在を認める発言をした。ただし、詳細についてはまだ言えないとしながらも、見てもらえば「あぁ」と納得してもらえるキャラクターが追加されるのだとか。個人的にも「MI」シリーズに登場させたかったようで、早く発表できる日を楽しみにしてくださいととのこと。ちなみにアーケード版の稼働は来年早い時期にとこちらもまだ明確にしてもらえなかった。

 同じく登壇したノナ氏も口は堅く、新作の「KOF XII」についてはだんまりを貫く。時間の都合、短時間しか取れなかったこともなるが、開発は順調ということだけしか聞くことができなかった。ただし、ノナ氏は「2D最強を目指します」と心強い発言をしてくれた。

ゲーム大会など参加者も負けじと

負けてしまった安井さんはタバスコ入りの青汁が好物といいながら躊躇する

 今回の忘年会では「MIA」と、「ザ・キング・オブ・ファイターズ'98 アルティメット マッチ」の2作品を使用したゲーム大会が行われた。特に「MIA」では、会場から抽選で選ばれた出場者に加え、東京ゲームショウ2006で開催された「FIGHTERS2006」上位入賞プレーヤー4人が特別参戦して行われるトーナメント戦となっていた。

 先に行われた「KOF’98アルティメットマッチ」では、あの京と庵の因縁の対決の最終章に当たる大事な大会に。その名も「京vs庵」と冠された大会では、草薙京役の野中政宏さんと、八神庵役の安井邦彦さん率いる2チームに分かれて、5対5の対戦が行なわれた。

 試合ではゲームに合わせた生ボイス入りで盛り上がる。対戦も京や庵を使用する人が多く、本人も純粋にうれしくなると感想を漏らした。肝心の対戦結果は、4対1で京チームが圧勝。東京ゲームショウ2006で約束したとおり、青汁を飲むことになったのだが、なぜかタバスコ入りということで、これには躊躇してなかなか飲み干せない場面も見られた。

 忘年会後半に行われた「MIA」のゲーム大会では、気がつけば東京ゲームショウ2006からの上位4人「FIGHTERS」が順当に勝ち上がり、貫禄を見せつける。さすが研究済みで魅せる試合運びで会場を沸かせる余裕も見て取れた。どちらの大会でも開発進行度40%バージョンで行われたが、特に問題もなく開発は順調そうだった。

 その他にももしかして最大の盛り上がりどころとなる「KOFカルトクイズ2006」や超レアグッズなどがあたる「KOF年末ジャンボ抽選会」など、参加者の晴れの舞台もしっかり用意されていた。会場エントランスでは東京ゲームショウの「いろは茶屋」がここにも出店を果たしており、香港コミックや特製マグカップなどを販売していた。

 会場は昨年よりも女性比率が高かったように思う。コスプレーヤーのレベルも高く、作品やキャラクターそれぞれが愛されていると感じる、これぞファン感謝イベントといえる内容だったのではないだろうか。

ゲーム大会では真剣勝負が繰り広げられていた
カルトクイズでは珍問、難問が続出した
特製の餓狼マグカップが真っ先に完売した

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