次世代ハードでさらなる速さを身につけた15年目のソニック「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」レビュー(2/4 ページ)

» 2007年01月19日 15時52分 公開
[小泉公仁,ITmedia]

 タウンステージは、いわゆるアドベンチャーパートにあたり、街の住人との会話から次のアクトステージへつながる足がかりをつかんだり、ショップでアイテムを購入することで新しい能力を身につけることができる。アクション一辺倒にならないように、また物語性により深みを出すための工夫だろうと思うが、プレイしてみるとこのタウンステージがゲーム全体の流れを滞らせているようにも感じる。それというのも、住人たちの話は機知に乏しく、会話をする楽しみが薄いために、どうしても“次のステージへ進むためのフラグ立て”を意識させてしまう。また、街は非常に広く、かなり入り組んだ作りであるのに、街全体のマップを表示して現在地を確認する機能がないため、迷子になることもしばしば……。

画像 ソニック編はタウンステージから始まり、エリスを連れ去ったエッグマンの情報を住人から集めなくてはならない。頭の上に「!」マークの付いた人物と会話できるが、赤の「!」マークが付いた人は特に重要な情報を持っている
画像 青い「!」マークが付いた人物と話すと、ミッション(ミニゲーム)にチャレンジできる。本編とは直接の関係がないものがほとんどだが、内容はレースやアイテム集めなどさまざま

画像 ロバートというおじいさんから依頼される初めてのミッションは、彼が開発した新しいシューズを履いて、制限時間内にすべてのリングをくぐるというもの
画像 タウンステージにあるショップでアイテムを購入すると、新しい能力を身につけることができる。例えば、この「ライトチップ」を入手すると……
画像 □ボタンを押すだけで、並んだリングに沿って向こう岸へ渡れるようになる

 タウンステージで条件を満たすとアクトステージに移行できるが、こちらはまさしくソニックの真面目といった感じ。リングを拾い集め、立ちはだかる敵を倒しながら、広大なフィールドを目にもとまらぬ猛スピードで駆け抜けていくのは、ソニックだからこそ味わえる爽快感。海、砂漠、雪山とフィールドも多彩で、さまざまな仕掛けも用意されていて飽きさせない。

画像 タウンステージから一変して、アクトステージではソニックの速さを存分に堪能できる
画像 大車輪で勢いをつけて飛び出すという仕掛けもある。ゲージが最大のところで手を離せば、遠くまで一気に飛べる
画像 「WHITE ACROPOLIS」というステージでは、ソニックがスノーボードに乗るシーンもあり、ジャンプ台をうまく活用しないと崖下に転落してしまう

画像 最初の「WAVE OCEAN」で最難関だったのは、このシーン。要は、壊された橋板を次々と飛び移り、シャチの背につかまれば成功なのだが、どのタイミングでどこへ飛べばよいのか、目安となるものが画面上に何もないため、完全に手探り状態。ここで何度となく海に転落した……

 ただし、難易度は序盤から予想以上にシビアだ。元々、ソニックシリーズは難易度がやや高めだと思うが、今回はちょっと意地の悪さを感じる仕掛けがあったり、ともすると理不尽に思える場面もあるのは気になる。自キャラの残数も決まっており(1UPアイテムを取れば増えるが)、それがなくなるとステージの最初からまたやり直しというのがきつい。わたしの場合は、最初のアクトステージとなる「WAVE OCEAN」から数え切れないほどリトライする羽目に。せめて序盤のステージくらいは、もう少し易しくしてもよかったのではと思うが……。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/14/news189.jpg 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  2. /nl/articles/2411/14/news014.jpg ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. /nl/articles/2411/14/news187.jpg 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  4. /nl/articles/2411/14/news167.jpg 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  5. /nl/articles/2411/13/news176.jpg 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. /nl/articles/2411/15/news009.jpg 高2のとき、留学先のクラスで出会った2人が結婚し…… 米国人夫から日本人妻への「最高すぎる」サプライズが70万再生 「いいね100回くらい押したい」
  7. /nl/articles/2411/15/news058.jpg 「腹筋捩じ切れましたwww」 夫が塗った“ピカチュウの絵”が……? 大爆笑の違和感に「うちの子も同じ事してたw」
  8. /nl/articles/2411/14/news023.jpg “膝まで伸びた草ボーボーの庭”をプロが手入れしたら…… 現れた“まさかの光景”に「誰が想像しただろう」「草刈機の魔法使いだ」と称賛の声
  9. /nl/articles/2208/06/news075.jpg 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. /nl/articles/2411/15/news187.jpg 「2度とライブ来るな」とファン激怒 星街すいせい、“コンサート演出の紙吹雪”が「3万円で売買されてる」 高値転売が物議
先週の総合アクセスTOP10
  1. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  2. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  3. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  4. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」
  5. イモト、突然「今日まさかの納車です」と“圧倒的人気車”を購入 こだわりのオプションも披露し光岡自動車からの乗り換えを明かす
  6. 「この動画お蔵かも」 親子デートの辻希美、“食事中のマナー”に集中砲火で猛省……16歳長女が説教「自分がやられたらどう思うか」
  7. 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」「めちゃハンサム」【米】
  8. 「ガチでレア品」 祖父が所持するSuica、ペンギンの向きをよく見ると……? 懐かしくて貴重な1枚に「すげえええ」「鉄道好きなら超欲しい」と興奮の声
  9. 「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」
  10. 「天才」 グレーとホワイトの毛糸をひたすら編んでいくと…… でっかいあのキャラクター完成に「すごい」「編み図をシェアして」【海外】
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた