これぞまさしく萌えの異種格闘技戦だっ!――アーケードで人気の萌え格闘ゲームがPS2に登場:「アルカナハート」レビュー(2/3 ページ)
格ゲー初心者の筆者でも萌えを愛する心があれば!
「アルカナハート」は多数の萌えっ子が登場すると聞いていただけに、ゲームセンターで稼動していたときから気になっていた筆者。しかし、格闘ゲームをほとんど遊ばなく、さらにレバー操作がニガテということもあり、今まで敬遠してきたのだ。そんな折、「アルカナハート」が家庭用PS2に移植されるというニュースを耳にし、以来発売日まで首を長くして待っていたのだ。PS2版はコントローラーで操作できから、きっと筆者でもなんとかなるだろう。
というわけで、念願の本作をプレイ開始! ……と思いきや、キャラクター選択でいきなりつまずいてしまった。というのも、どの女の子も魅力的で、誰を使うべきか迷いまくりなのだ。う〜む、これはなんたるうれしい誤算。とりあえず、初心者でも使いやすいと評判(?)の「愛乃はぁと」を選択しよう。
メインとなるストーリーモードは、各キャラクターの個別シナリオを楽しみながら、8人の女の子と対戦していくというもの。8人中最後の3人は誰が登場するか決まっており、、プレイヤーキャラクターに関係がある女の子、フィオナ、本作のボス「ミルドレッド
」……という順番で戦うことになる。
本作では弱、中、強攻撃を連続で出すとコンボになる、という特徴がある。これを利用し、うまく必殺技を絡めつつコンボを繋げて、相手を撃破していく。格闘ゲームは苦手だけどギャルゲーは大好き、という筆者でもサクサク勝つことができ、なんだか“俺ゲーセンデビューも近いんじゃね?”なんて錯覚を覚え始める始末。そして、とうとうやってきた最終戦。ボスであるミルドレッドとの対戦がついに幕を開けるのだ。
……が、コイツが強すぎ!!! 今まで対戦してきた女の子たちとは雲泥の差である。攻撃力、防御力共に高く、相手に近づきすぎると吹き飛ばされてしまうため、なかなか大ダメージを与えるチャンスに巡り会えない、。さらに、相手が繰り出す超必殺技は早めにガードしなければ当たってしまい、大ダメージを受ける。超必殺技を3連発してきたときには殺意を覚えました。
すんません、自分調子に乗ってました……と内心反省しつつ、オプションでコンピューターの強さを最弱に変更、再チャレンジ。プライドなんてない、あるのは萌えを愛する心のみ。この作戦(?)が功を奏してか、なんとか筆者でも勝ちが見えはじめてきた。「弱中強攻撃→鉄拳ぱんち(はぁとの必殺技)」というコンボを繰り返し当てて地道に体力を削り、やっとこさミルドレッドを撃破! 念願のエピローグでは、各キャラクター個別のイベントグラフィックが見られる。……が、シナリオが短く、それほど達成感を感じられずに終わってしまった。ううむ残念。
はぁとでクリアしたので、お次は好みの女の子でストーリーモードを再度プレイすることに。次に選んだのは、筆者が一番お気に入りの「安栖頼子」(やすずみよりこ)だ。メガネで魔女っ子という頼子は、図書室に入り浸る内気な女の子なのに、自称魔王(しかし姿は杖)のミケに引きずられながら、深夜の上野を徘徊する。
「やだやだぁ!」とか「帰ろーよー!」とミケに懇願しながらも、引きずられトラブルに巻き込まれてしまう、その姿が可愛いのなんの! また、思い切り振り回されたり、生贄のように捧げられてしまうなど、ミケにいいように使われてしまう攻撃方法が多く、割と悲惨な目に遭っている。かわいそうだとは思いつつも、ついつい萌えてしまうのだ。全国の頼子ファンならこの気持ちを分かってくれるハズ。
頼子は攻撃範囲が広いため、相手と距離を取りつつ戦えるのも気に入った。はぁとの時と同様に、弱中強のコンボに加え、広範囲攻撃と頼子に対する筆者の愛情で、ミルドレッドも撃破していく。さーて、お次は誰でクリアーを目指そうかなぁ……と考えてるころには、筆者はもうすっかり「アルカナハート」の世界にハマっていました。
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