喜屋武さん、手に職つけてみませんか?:「喜屋武さん、これできますか?」(その9)(1/2 ページ)
ここ最近、喜屋武さんを喜ばせる企画が続いてしまいました。実によくない傾向です。長らく放置プレイを飽きたので、今回は真面目に社会勉強をしてもらおうと思います。
もし喜屋武さんがタレントになっていなかったら?
テレビ、イベント、グラビア、ブログと、幅広い分野で活動している喜屋武さん。7月24日には、自身が所属するグループ「中野腐女子シスターズ」のオリジナル曲が着うた配信され、さらにはCDの発売も予定されているということで、大変結構な活躍ぶりであります。
そんな彼女に用意したゲームは、デジタルワークスエンタテインメントより発売中のニンテンドーDS用ソフト「13歳のハローワークDS」。その内容は、ゲームを通じてさまざまな職業体験ができるというものですが、大変結構な活躍ぶりの喜屋武さんに対して、なんら他意を持つものではありません。
ゲーム中に登場する職業は30種類もあるのですが、そのなかからピックアップした職業は「探偵」です。そういえば以前、喜屋武さんは探偵になりたいとか言ってましたなぁ。今回はより深く探偵について学ぶため、「ガル探偵学校」にお邪魔することにしました。この学校は、総合探偵社の「ガルエージェンシー」が全国で展開している日本初の探偵専門学校で、1992年の開校以来7000人以上もの探偵を世に送り出しているとか。
題材が「探偵」と伝えたところ、なにやらうれしそうな様子の喜屋武さんですが、わたしは知っています。実際の探偵業は、テレビやマンガでのイメージとは違うものだということを。今日は喜屋武さんに探偵の現実の姿、ひいては社会人の厳しさを知ってもらおうと思います。……って、タレント業もそれはそれで大変なことも多いのでしょうが、それについては置いておきましょう。
お久しぶりでーす♪
みなさん、お久しぶりです!
「喜屋武さん、これできますか」の連載もご好評頂いているにも関わらず、かなり間が開いてしまいましたー! なんでこんなに間があいたんだろう? と思ってK氏に聞いたところ、K氏も「なんでだろう」と思っていたようです(絶対ウソだ……)。「いやー、ゲーム関係の媒体で喜屋武さんを見かけることも多いので、すっかりやったつもりになってました〜」と言ってました。思い出してくださって、ほんとぉーによかったです。
ところで、もうすぐ夏ですね。甘味屋ののれん先には「かき氷始めました」という文字が躍る季節。きゃんちはそんな中、なんと「探偵始めました」!
というのも、今回は「13歳のハローワークDS」という、若者に将来の夢という素晴らしい目標を与えるゲームを体験させていただいたんです! 13歳なんてとうに過ぎ去ってしまった淡い過去ですが、ゲームの対象年齢は「何歳まで」という制限はないので、老若男女問わず「もし今の職業についていなかったら……」という風に楽しんでいただくこともできますよ!
そして今回は、実際に職業体験をしてもらおう! というK氏の粋な計らいに、わたしとしては感謝感謝です! わたしとて、いつまでアイドルをやっていられるか分からないし、なんてったってこれからは手に職の時代ですからね!
アニメーターという職業もあって、そちらもかなり体験したかったんですが、絵のセンスが皆無のわたしには無理ですっ。
というわけで、今回は名探偵コナンばりの探偵になることを決心! きゃんちはワクワクしながら、ガルエージェンシーさんの探偵学院にお邪魔させていただきました。探偵になる人は、みんなここでお勉強しているみたいです。よーし、待ってろよ怪盗キッド! いつかこの手で捕まえてやるっ。
「探偵」っていうと、どんなイメージがありますか?
これは、実際にわたしが先生からはじめに聞かれたことです。とりあえず「コナンですね。殺人事件の捜査したり、迷宮入りの事件を解決します!」とハキハキ答えたところ、「全然違います」と言われてしまいました。
あれぇ? コナン目指してきたんだけどな……。
どうやら探偵のお仕事で一番多いのは「尾行」だそうです。一般的に浮気調査とか企業秘密の漏洩を調べることが多いみたいです。
尾行なら任せて! というわけで、実際に実践してみました。ターゲットの後ろの電柱から電柱へと、すばやく……ササッ!
「怪しいです。全然違います」
え? 尾行っていったらこれしか……!! とわたしは思ったんだけど、どうやら尾行はもっと自然に、しばらく距離を置いて歩いていくのが正解なんだって。「風景と同化すること」というスローガンが、壁にも掲げられています。そして、何よりも証拠が大切ということで、ビデオカメラを両手で持って、レンズ以外の部分を隠しながら尾行するみたい。
確かに、止まったりすばやく動いたりしていたら、見つかっちゃうし、ビデオも撮れないもんね。探偵として一番ダメなことは「バレること、見失うこと」だそうです。
その2つをしっかり覚えて、実際に尾行することに。
ターゲットは普通に歩いているので後ろから自然についていくだけでいいんですが、途中曲がり角をいきなり曲がってしまったり、後ろを振り返ったりするので、そんなときは慌てず自然なふりをします。
途中でターゲットを見失ってしまって、焦って探していたら角を曲がっていたみたい。見つけてうれしくて「いた! いたっ!」と叫んでしまったんですが、その瞬間ターゲットと完全に目が合いました。これは、実際の尾行だったら大失敗! おしおきだべぇ〜ですね。
まあでも、一度目にしては中々見込みがあるんじゃないかな。とわたしは思いました。先生は20点という厳しい数字でしたが。
そして次にやったのは「盗聴器の発見」。これはかなりのよい成績でしたよ! いや、ほんとに。発見する機械の使い方さえ覚えれば、あとは受信機を持ちながら部屋をくまなく探すべし! 探すべし! 探すべし!
実際に盗聴器を見つけることもできて、一種の宝探しゲームをやっているみたいな楽しい気分になりました!本当の探偵業は大変でも、職業体験なんだから楽しいほうがいいですね!
盗聴器とひと口にいっても、いろいろなものがあるらしくって、なんと電話のコードに盗聴器が仕掛けられているなんてこともあるみたいです。気をつけなくっちゃね!
最後に教えていただいたのは「特殊機材」について。探偵の秘密道具というところですね! いよっ! 待ってました!
早速たまげたのは、ペン型カメラ。ものすごく綺麗に写るのに、本当にペンにしか見えないんだもの。そして他にも、ボタンの穴から撮影できるカメラとか、まるでルパン三世が使いそうな機材がたくさん。
先生にいろいろお話を聞かせていただいたら、調査中にターゲットが海外に行ってしまって、それを追いかけてそのまま海外へついていくこともあるんだって(もちろん、依頼主に了承済み)! やっぱり探偵っておもしろー!
というわけで、もしアイドル業がうまくいかなくなった時は、探偵になりたいと思います。目指すは金田一少年! なんつって。
1日講義を受けてみて、探偵は最初思っていたかっこいいものとは少し違っていました。人のあとを付けたり、盗聴器を探したりするのって、なんだか悲しいし嫌だな、ってちょっとだけ思っちゃったんだけど、先生のお話を聞いて目から鱗!
というのも、先生も小さい頃に探偵に憧れてこの職業を選んだけど、夢と実際の違いを感じることもあったそうです。でも、探偵を頼ってくるお客さんのひとりひとりが最初はすごく悩んでいて、でも探偵さんの調査、そして調査だけじゃなくて、その後どうしたら幸せになれるのかっていうアフターケアがあって。それによって元気が出るお客さんもたくさんいて、そんなときにとってもうれしくなるっていうお話を聞いて、とっても感動!
探偵って、すごく人とのかかわりが大切な職業だと思います。
そんな職業を実際に「13歳のハローワーク」で体験できる! ということは、将来名探偵になりたい、という方もぜひ実際に職業体験をしてもらえたらいいなぁって思いました。
よーし! これで探偵のスキルがきゃんちには備わりました。ということで、早速K氏の身辺を調査しちゃうぞー! とK氏に宣言したところ、「できるものならやってみなさい」的なことを言われました。おっと、これは宣戦布告ですか?
「じゃあ本当に尾行しますっ」と言ったものの、実際してないです。K氏の尾行をしてもおもしろくなさそうなんですもん。でも、K氏はもしかしたら道を歩きながらドキドキしたり、いきなり振り返って尾行されてないか確認したりしているかもしれないですね。ふふふ。
さあ、探偵スキルを備えたきゃんちは手ごわいですよ。次はきっかり1カ月後にみんなにお会いできるように、しっかり名推理をしたいと思います!
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