「わたし、メガネ萌えなんですよ」――遠藤雅伸氏の会社がペ・ヨンジュンさんのゲームを開発

遠藤雅伸氏が代表取締役会長を務めるモバイル&ゲームスタジオが、ペ・ヨンジュンさんと同氏のキャラクター「ジョンベア」を使用した脳トレ系ゲームを開発し、PCオンラインゲームおよびiPhone向けゲームとしてサービスする。今冬よりサービス開始予定。

» 2008年07月31日 12時49分 公開
[今藤弘一,ITmedia]

 今回発表されたゲームは、モバイル&ゲームスタジオと韓国Yello Entertainmentとの業務提携により開始されるもの。ペ・ヨンジュンさんおよびペ・ヨンジュンさんのキャラクターである「ジョンベア」をゲームに活用するのは、Yello Entertainmentが韓国・KEYEASTとの提携契約を締結していることに基づくものだ。

 ゲームはいわゆる“脳トレ系”で、サイコロが何個あるのかを瞬時に判断して回答したり、同じくだものの数を答えたり、パズルのピースがうまくはまるのはどの形であるのかを選んだりする、といったものだ。アイテム課金制を予定しており、購入するアイテムによっては3択問題が2択になったりといった、ゲームサポート機能が発生するとのこと。サービス開始当初は約20面程度のゲームが用意されるが、最終的には40以上のパターンで遊ぶことができるようになる。

 また本作はオンライン対応なので、1人でトレーニングできるだけでなく、ネットワークを通じて国内・外の人と対戦可能。2〜4人までの対戦ができ、熟練度に応じたルームを選んで戦うことになるようだ。

 なお、本作はFlashベースで作成されており、ブラウザベースでのプレイが可能なため、ロースペックなマシンでも十分に楽しめるだろう。今冬に韓国でサービスが開始された後は中国、台湾、日本、北米、欧州への展開を予定しているとのこと。日本でのサービスは、iPhone向けや、オンラインゲーム以外のコンソール向けゲームとして並行で開発し、韓国と同じタイミングでのリリースを予定しているとのことだが、詳細は今後発表されることとなっている。

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 モバイル&ゲームスタジオ 代表取締役会長の遠藤雅伸氏は、1週間くらい前に突然「遠藤さん、ペ・ヨンジュンさんでゲームを作ることになりました」と言われたそうだが、「PS2の『THE パーティ右脳クイズ』(ディースリー・パブリッシャー)をリリースしたように、昔はマニア向けにゲームを作っていたが、21世紀に入ってからはライトユーザーというか、ゲームを始めてプレイする人のためにゲームを作ろう、ゲームの入り口を広げようとしてきた」。子供のころ、知能検査が好きだった遠藤氏は、これを何とかゲームにできないかと思っていたそうだ。

画像 モバイル&ゲームスタジオ 代表取締役会長 遠藤雅伸氏。遠藤氏の右にあるのが「ジョンベア」。ジョンベアがメガネをかけているのを見て、「わたし、メガネ萌えなんですよね。なので気に入りました」(遠藤氏)

 「グラフィカルに見せて、選択肢を選ぶだけでプレイできるようなもの、として『右脳パラダイス』(ガンホー・オンライン・エンターテイメント)もオンラインゲームとして作った。これらは大変人気のあるコンテンツとなっているが、最近『ドルアーガ』のアニメをはじめ、MMORPGの開発にも携わったが、MMORPGは“重い”。オンラインゲームでのコミュニケーションには興味があるのだが、MMORPGでは入り口が狭いので、カジュアルなオンラインゲームをやっていきたいと思った。『THE パーティ右脳クイズ』では対戦をやっているし、ニンテンドーDS版では無線での対戦もやっている。オンラインでの対戦が実現できるいいチャンスなのでは、と言うことで今回の話がまとまった」(遠藤氏)。

 また遠藤氏は「この手のゲームはシンボリックで、言語依存性が低い。漢字を書いたりする場合には知識が要求され、言語依存性が高くなってしまうが、うちで作ってきた右脳シリーズは言語依存性が低いので、たとえ言葉が通じなくても説明してプレイできる」と語る。

 なお、先ほどの“お助けアイテム”について「2択になって有利になるのは中級まで。上級になるとその効果は薄くなるので、アイテムは序盤の持ち上げにしかならない。上級になれば問題がないと考えている。加えてオンラインゲームでは、長い時間プレイしている人には初心者が勝てないというのもありがちだが、こつこつやっていくのが苦手な人は、アイテムを使ってもらえれば」(遠藤氏)。

 “脳トレ系”ゲームは、女性・高年齢層に人気が高い、と遠藤氏。「これとペ・ヨンジュンさんが合致しているかは謎なのだが、トライとしては非常に面白い。ペ・ヨンジュンさんもゲームが好きとのことで、面白そうな仕事になる予感がしています」(遠藤氏)

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