2度の挫折を乗り越えた独身ガルカが見た「FFXI」の素晴らしき世界感じるヴァナ・ディール(第10回)(1/2 ページ)

ヴァナ・ディールを旅して美しい風景と触れ合うSサイズのガルカのブラリ珍道中。今回はコルシュシュ地方のエリアを中心に紹介。「FFXI」を昔からプレイしている冒険者には、どのエリアにもたくさんの思い出が詰まっているはずだ。

» 2009年02月26日 14時05分 公開
[山本博幸(ねこひげLLC),ITmedia]

男女問わず楽しめる、ヴァナ・ディールのひなまつり

Moogleからヴァナ・ディール時間で1日1回、ひなまつりにちなんだアイテムがもらえる。去年のと合わせて「ヒナドールズ」が2個になった

 まだまだ冬の寒さが身にしみる2月がようやく終わりに近づいている現在、ヴァナ・ディールでは今月20日から、ひと足早い「ひなまつり」イベントが開催中。三国に咲き乱れている桃の花が印象的で、戦いに疲れた冒険者たちを癒してくれる。僕は男なので、ひなまつりのシーズンに特に何かをしてもらったことは今までに一度もない。もちろん雛人形、菱餅、甘酒といった可愛くて美味しそうなアイテムとも無縁だ。そのせいか、ひなまつりと言われてもあまりピンとこないのだが、イベント用にデコレーションされた街の変化を見て歩くと祭りの気分をそれなりに満喫できる。種族を女性にしていれば、もう少し感情移入できたのかも。性別が男性しか存在しないガルカをチョイスしたことが、ここで響いてくるとは……。だから僕は、Moogleからもらったヒシモチで女の子に変身するのだ!

三国各地を渡り歩いてひなまつりを堪能。どの国にも、男雛と女雛のツーショット写真が撮れる専用の席が用意されている。僕の相手役はタルタル男が適任です

マウラ〜船旅で疲れた冒険者たちを癒す港町〜

船の甲板では釣りが楽しめる。低レベル時では強い敵を釣ると戦闘不能になる危険があるので要注意

 さて、今回紹介するエリアはコルシュシュ地方だ。ウィンダス連邦に所属している冒険者は低レベルジョブの経験値稼ぎ場所として有名だが、バストゥークやサンドリア国民から見れば遠い異国の地なので、プレイを初めて間もない頃はその道のりが大変だった。その場合、セルビナから出航している船に乗ることがベストな交通手段。船旅も夜間に出現するゴースト族や突如として現れる海賊船に怯えたりと、つねに気の抜けない旅路だったが、苦労したぶんコルシュシュ地方の港町「マウラ」に到着した瞬間は、ようやく長い旅が終わったという安堵感と達成感で心が満たされたことを、今でも覚えている。

マウラではセルビナ行きだけでなく、アトルガン行きの船も出航しているのが特徴。乗り場は1カ所しかないので間違えないように!

ブブリム半島〜多くの冒険者が集い、戦った思い出深いエリア〜

 マウラを抜けると白い砂地が広がるフィールドが目に入る。ここブブリム半島は、昔はレベル10代前半の冒険者たちが集う経験値稼ぎ場所として賑わっていた場所だ。また、マウラのNPC「Vera」から請け負える、サポートジョブのクエストに必要なアイテムを落とす敵を倒すため、「FFXI」のサービスが開始された頃は昼夜問わず多くの冒険者の姿が見られた。かく言う僕も、ウィンダス連邦で始めたサービス開始当時、野良でパーティを組んではひたすら敵を倒すという日々を繰り返していた。

 クエストクリアに必要なアイテムは3つあり、そのなかのひとつ「血塗られた衣」は夜間にのみ出現するゴースト族がまれに落とす。時間限定で生息数も少ないため、ほかのパーティで敵の取り合いになり、全員分のアイテムを入手するのに苦労したものだ。今はほとんどの冒険者がサポートジョブを習得してるためか競争相手はもとより、当時のように冒険者もあまり見かけない。最近プレイし始めた冒険者にしてみれば同志を揃えるのは大変な時代だろうが、コメント欄にその旨を書いていれば誰かが手伝ってくれるかもしれない(僕の今のキャラも、それでクエストクリアすることができた)。

海に面したブブリム半島は、バルクルム砂丘と似たような景色が広がっている

海中には巨大なサメが泳いでいるのが見える
夜間なると、灯台のように光輝く不思議な石
巨大なサボテンには小さな花が実っている

バストゥークとサンドリア出身者は、初めてダルメル族を見たときは驚いたことだろう
ゴースト族はおもに海岸に出現する。今は誰にも相手にされず少し可哀相?
海岸にあるF-9付近の洞窟はビビキー湾、K-6付近の洞窟はオンゾゾの迷路へと続いている
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/21/news189.jpg 「大物すぎ」「うそだろ」 活動中だった“美少女新人VTuber”の「衝撃的な正体」が判明 「想像の斜め上を行く正体」
  2. /nl/articles/2411/22/news014.jpg 川で拾った普通の石ころ→磨いたら……? まさかの“正体”にびっくり「間違いなく価値がある」「別の惑星を見ているよう」【米】
  3. /nl/articles/2411/22/news114.jpg 中村雅俊と五十嵐淳子の三女・里砂、2年間乗る“ピッカピカな愛車”との2ショを初公開 2023年には小型船舶免許1級を取得
  4. /nl/articles/2411/21/news027.jpg 大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
  5. /nl/articles/2411/22/news032.jpg 「壊れてんじゃね?」 ハードオフで買った110円のジャンク品→家で試したら…… “まさかの結果”に思わず仰天
  6. /nl/articles/2411/22/news018.jpg 猫だと思って保護→2年後…… すっかり“別の生き物”に成長した元ボス猫に「フォルムが本当に可愛い」「抱きしめたい」
  7. /nl/articles/2411/22/news171.jpg なんと「身長差152センチ」 “世界一背が低い”30歳俳優&“世界一背が高い”27歳女性が奇跡の初対面<海外>
  8. /nl/articles/2411/22/news145.jpg 大谷翔平と真美子さん、「まさかの服装」に注目 愛犬デコピンも大谷家全員で“歩く広告塔”ぶり発揮か
  9. /nl/articles/2411/20/news027.jpg 「こんなことが出来るのか」ハードオフの中古電子辞書Linux化 → “阿部寛のホームページ”にアクセス その表示速度は……「電子辞書にLinuxはロマンある」
  10. /nl/articles/2411/17/news066.jpg 「ヤバすぎwwww」 ハードオフに1万8700円で売っていた“衝撃の商品”が690万表示 「とんでもねぇもん見つけた」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた