街中もタクシーの車内も歌うステージ！ 今井麻美さんが登場した「第18回 声優の日」

人気声優の今井麻美さんが4月19日に開催された「第18回　声優の日」に登場した。当日は第1回開催以来の記録的な集客となった。

[ふじたけ，ITmedia]

　4月19日、東京・秋葉原のUDX内にあるイベントギャラリーで「第18回　声優の日」が開催された。声優の日は東京アニメセンターが主催する、月に1回さまざまな声優を呼んでトークやゲームを楽しむイベントだ。第18回となる今回は大人気アーケードゲーム「THE IDOL M@STER」の如月千早役などで知られる今井麻美さんが登場した。

　今井さんは舞台に立って早々「こんにちはー！　今井麻美です。よろしくお願いします！」と元気よくあいさつ。登場を待ちかねた200人近くの観客から「カワイイ！」と声をかけられると「普段言われ慣れてないからドキドキする」と反応しておきながら、「セクシー！」という呼びかけには「それはよく言われる」とボケてみせ、つかみの笑いを誘った。

イベント開始早々、アクティブに動き回る今井さん

CDのブックレットをまじまじと見つめる、本イベントの司会を務めた関山美沙紀さん（左）と中嶋ヒロさん（右）

　多数のキャラクターソングを歌ってきた今井さんだが、本人名義でのCDは4月22日に発売された「Day by Day／Shining Blue Rain」が初となる。「Day by Day」はニンテンドーDS用ゲームソフト「ケメコデラックス！DS 〜ヨメとメカと男と女〜」のエンディングテーマ、「Shining Blue Rain」はテレビ東京にて放送されている「アニソンぷらす」の3月のオープニングテーマというダブルタイアップだ。

　トークは早速デビューシングルの話に。「今回歌わせていただいたDay by Dayはかわいいメロディーだったので最初はぶりっこして歌っていたのですが、スタッフさんに『そんな作らなくていいよ』と言われてしまったので自然に歌いました」とのこと。

　「カップリングのShining Blue Rainは雨空が晴れるくらい突き抜けている曲で、曲名に“Rain”とあるのに『私の声で晴らしてやるぜ！』という勢いのパワフルな曲です。こっちの収録は大変でした。時間が分からなくなるくらい歌って、空腹で力尽きました（笑）。お弁当食べ終わった瞬間に『よしやりましょう！』と言って再チャレンジしたんですよ」（今井さん）

最初は出来上がった楽曲をデータで受け取っていたためイマイチ実感できなかったが、実際にCDとして発売されたことによってデビューしたことをより強く実感したそうだ

　今井さんといえば歌うことが大好きな女性で有名だ。普段の生活と歌の関わりについては「（人目につくところで）鼻歌を歌って奇異の目で見られることはしょっちゅうです（笑）。普段からいろいろなところで歌っていて、中でも一番多いのが大きめの道路。あそこはとりあえずステージですね！

　お仕事に行くときも目的地の手前の駅で降りて、なけなしのお財布からお金を出してタクシーに乗って、運転手さんに『すみません、ちょっと歌っていいですか？』と聞いたりします。大抵の運転手さんはちょっとびっくりされるんですけど、一瞬間をおいて『どうぞどうぞ』と許可してくれます（笑）。許可をもらったら『ちょっとうるさいと思うんですけれども』って前置きしつつ、遠慮なく全開で歌うんです。私にとっては車の中もステージなんですよ（笑）」（今井さん）もはや地球全土が今井さんのステージとなっているようだ。

　続いて記憶力を頼りに有名なキャラクターを描くというゲームコーナーへ。今回のお題は「北斗の拳」のケンシロウ。三者が執筆したイラストは写真のとおりだ。今井さんはアクロバティックにペンを振り回し、迫力ある（？）目元を描き上げ「愛しのケンのためだったらのくらい当然！　Gペンとか用意してほしかった」とコメントする余裕を見せつけた。

表情豊かな今井さん。時には渋い（？）表情をすることも

ペンを振り回すようにイラストを描く。どんなイラストが出来上がるのだろうか……

　ゲームコーナーでのケンシロウのイラストやサイン入りポスターなどがあたる抽選会を経て、最後に今井さんが「ステージに出てくるまで今日は大人しくしていようと思ってたんですが、皆さんのお顔を見た瞬間に（安心できて）普段通りにやることができました。今後ともよろしくお願いします」とコメントしてイベントの幕が閉じた。

実際に描き終えたイラストと本物のケンシロウを見比べる（左）　抽選会でプレゼントされたサイン入りポスター（中央）　イベントの締めくくりにメッセージを述べる今井さん