“国民的歌手”水樹の10年間を凝縮! 「アニメロミックスPresents NANA MIZUKI LIVE ACADEMY 2010」横浜アリーナ公演2日目リポート(1/2 ページ)

» 2010年04月28日 13時54分 公開
[OH編集部,ITmedia]
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横浜アリーナ2day'sは両日ソールドアウト!

 声優としては初となる紅白歌合戦出演など、2009年は大ブレイクを果たした水樹奈々。その好調を維持したまま、3月13日〜14日の2日間、横浜アリーナにて「アニメロミックスPresents NANA MIZUKI LIVE ACADEMY 2010 powered by Windows7 mania Office」が開催された。

 「LIVE ACADEMY 2010」は全国6カ所を巡るライブツアー。すでに福岡、愛媛、仙台でのライブを終え、いよいよ関東公演となる横浜2day'sを迎えたが、今回は14日開催分についてのリポートをお届けしよう。

 すっかり春めいた陽気の中、横浜アリーナには1万2000人のファンが詰めかけた。アリーナのキャパMAXとなるこの人数は、なんと2日間ともにソールドアウト、つまり合計24,000人の動員を達成したことになる。さらに言えば、すでに開催された3公演でもすべてチケットはソールドアウト。ツアー合計では、いったい何万人の動員になるのだろうか? 水樹の勢いを象徴するような人気である。

横浜校2限目は超スパルタな盛り上がり

 今回のライブ・テーマは、ツアータイトルにもあるように「ACADEMY=学園」。コンサートを学校の授業に見立ててのライブアクトが展開されるが、これにちなんでファンの間では、公演地を「水樹学園○○校」などと呼んでいるとか。14日のライブは、これにならえば「横浜校・2限目」といったところだろうか。

 テーマにちなみ、水樹がステージ衣装として制服風のコスチュームで登場する、というのも話題のひとつ。登場時の衣装は「ブレザー風」、途中から「ヘソ出しセーラー服」にチェンジするという事前情報もあり、こちらにも注目が集まっていた。

 ライブ会場はアリーナの巨大ステージに加え、アリーナ中央にはミニステージが。そしてライブ開始時は、このミニステージに突如水樹が登場したところからスタートとなった。

 イメージカラーである青のサイリウムが一斉に振られる中、ステージへ向かって移動する水樹。そして1曲目「SUPER GENERATION」のイントロが鳴り響くや、会場のカラーは青一色から青&オレンジへと変化する(ファンにより打ち振られるサイリウムの、曲ごとのカラー変化も名物のひとつ)。



 そのまま2曲目「You have a dream」を歌い終え、ステージ上のお立ち台に登ると、ここで早くもコスチュームが変化。ブレザーを脱ぎ捨てると、その下からは事前情報通りにヘソ出しのきわどいセーラー服が。見せつけるかのように体を踊らせつつ「DISCOTHEQUE」へ突入すると、ファンからはお約束となったイントロ部分「ちゅーるー ちゅるちゅる ぱーやっぱー♪」の大合唱が巻き起こる。ちなみに、ライブを通じてステージとファンの一体感が高いのも、水樹ライブの特徴だ。曲にあわせてサイリウムの色を変え、またイントロやサビを合唱し続けるファンのパワーにも驚かされる。


 「みなさんこんばんわ、ついにやってきました横浜2日目! 今日はかなり激しい授業が待ってます!」(水樹)MCでそう観客をあおると、「今日は朝から、ジュニア学級の方にも行っておりました(笑)。今度の授業は進学クラス、容赦はしません、付いてくるように!」(午前中に「ハートキャッチプリキュア!」の劇場版イベントにも出演)と続く。

 水樹先生のスパルタ授業(ただしヘソ出しセーラー服)は、「Mr.Bunny!」へと進み「アオイイロ」「COSMIC LOVE」では再び中央ステージへ移動。ここの後は一旦退場となり、ステージ上ではバンドメンバーの紹介PV(青春学園ドラマ風)が流される。

 待望の再登場は、なんとステージ上でユニコーンに乗ってのゴージャスでゴリゴリなドレス姿! そのまま「UNCHAIN∞WORLD」「Don't be long」「夢幻」と、ヒットナンバーの3連発。

紅白出場&オリコン1位獲得をファンへ報告&「思いっきり攻めます!」

 その後のMCでは、ファンから定番のリクエスト「回って〜!」も飛び出したが、水樹は「おあずけ!」とファンをじらしつつ、次なるコスチューム・チェンジでドレスの上着パージ(ドレスの下には白いブラウス)し、再びMCへ。

「去年はたくさんの奇跡が起きました。そして、今年も奇跡が起きています」(水樹)

 声優としては初となった紅白出場曲「深愛」、やはり声優史上初となるオリコンチャート1位を獲得したシングル曲「PHANTOM MINDS」について触れ、ファンへ感謝の言葉を述べる。

 「2010年は水樹奈々、CDデビュー10年目を迎えます。節目の年なので、守りには一切入りません。思いっきり攻めさせていただきます」と力強く宣言した。

 「今攻めないでいつ攻めるの!? 結構面白いこといっぱい考えてますので。次のアルバム……出せたらいいな? 夏!? 今初めて言いましたけど」と爆弾発言も飛び出したあとは、水樹最大のヒット曲となった「深愛」「PHANTOM MINDS」を続けて熱唱した。

 この後水樹は降壇、バックダンサーによるステージが披露されたが、その最後には5着目となるコス変化・ナース姿に着替えて再登場し「Dear Dream」! 確かに攻めている。

 ここでついに「回って〜!」リクエストに応えてクルクルと回転してみせると、ファンからはアリーナを揺らすほどの大歓声が巻き起こっていた。

 続いて「ツアーと言えば企画でしょ!」ということで、抽選ボックスから引き当てたキャラソンを1曲歌うことに。今回引き当てたのは、「魔法少女リリカルなのはStrikerS」で演じたフェイト・テスタロッサのイメージソング「Endless Chain」。そこからサイリウムではなくタオルを振り回す「JUMP!」、初期の大ヒット曲「POWER GATE」と続いたあと、水樹はまたまたフェードアウト。

 次なるコスチュームは何か? と期待しつつステージに注目していると、なんと登場は「上空」から! 真っ黄色のドレス姿のまま、空中ブランコで登場し「天空のカナリア」を。タイトルそのままの登場にはアリーナも沸く。


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