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カプコンのプロデューサーが集結。各タイトルを紹介 |
2003年5月13日
既報の通り,カプコンは米国・ロサンゼルスのホテルで,2003年の新規タイトル群を発表した。壇上には,同社を代表するクリエイターたちが次々と登場し,それぞれが制作に携わっているタイトルをひとつひとつ紹介した。
注目の「バイオハザード4」(GAMECUBE用)は,E3の会場で最新映像が発表されるとのこと。明後日まで詳細は待て!
この発表会で壇上に立った各プロデューサーのコメント&ゲーム説明は以下の通り。
Dino Crisis 3(Xbox):プロデューサー 小林氏(第4開発部)
今回のディノクライシスのテーマは3つ。宇宙が舞台の「スケール感」と,ブースターを使ったバトルの「スピード感」,そして宇宙船のぎらぎらとした「ソリッド感」だ。
ゲームの概要としては,舞台となる宇宙船を主人公がいろんなポイントで操作することで変形させていき,それによって行けるところが変わったり,とれるアイテムが変わる。
しかし,誤ったフォーメーションをしてしまうと先に進めなくなってしまう。ファーストプレイで10時間はかかるだろう。タイトルは「Dino(恐竜の意)」とついているが,今回は恐竜ではなく,クリーチャー的な扱いとなる。
Viewtiful Joe(GC):プロデューサー 稲葉氏(第4開発部)
キャラクターデザインに特徴があって,日本のマンガとアメリカのコミックを融合させ,2頭身のキャラクターにした。今までにない,すごいクールなイメージ作りをした。
「デビルメイクライ1」の神谷がディレクションしていて,映画の世界を意識しているので,ゲームの中では,いろんな映画からヒントをもらっている。というか,パクリがいっぱいある(笑)。
とにかく,ヒーローなので,コミカルな中にもカッコよさを追求している。見た目はスタンダードな横スクロールアクションだが,プレイすると随所に今までにはない新しさがあることに気付くはず。
主人公のジョーは主に3つの能力を使って戦う。「スロー」はジョー以外がゆっくり動く能力で,銃弾をよけたりはじき返したり,ヘリのローターの回転速度が落ちて墜落したりする。「マックスピード」はジョーが目にも止まらぬ速さで動く能力で,空気との摩擦熱で火ダルマになって敵を攻撃する。そして「ズーム」はジョーのカッコイイポーズを,カメラがズームアップして見せる能力で,あまりのかっこよさに敵が呆然として攻撃を忘れる能力。
理屈に合わなかったりばかばかしくても,面白ければいいだろう,ということを優先している。去年は「鉄騎」で今年は「ビューティフルジョー」と,自分の好きなゲームを作ってきたけど,このゲームが売れないと次のゲームが作れなくなっちゃうので,よろしくお願いします。ホントだよ。
Gotcha Force(GC):プロデューサー 須藤氏(第1開発部)
2〜4人プレイのアクションゲーム。子どもたちに人気となった「ガチャボーグ」……実はそれは,地球征服をたくらむ悪者の作った兵器だった! ある日,意思を持って人間を襲い始める「ガチャボーグ」。子どもたちは,その悪者に「ガチャボーグ」で立ち向かう……というストーリーだ。
現在,使用キャラクターは100体以上作っているが,製品版には1000体は入れていきたい。キャラクターによってHPや属性・特徴などが違っていて,子どもに遊んでもらいたいと思うので,見た目に分かりやすい,かつ派手なキャラクターを作ったというぞ。
ゲームは対戦アクションで,ガチャボーグの部隊を作り,その中から2対2で戦っていく。戦っていないガチャボーグたちも交代して出現するので,1人プレイで集めたり,友だちと交換したりして最強のガチャフォース(軍隊)を作って楽しんでほしい。
現在,ガチャボーグの玩具キットを作成するために,おもちゃメーカーと交渉中。そちらも期待してほしい。
続く
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