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心配無用!? 謎のベールに包まれたアタリブース潜入 |
2003年5月18日
電撃的に社名変更を発表した元インフォグラムことアタリ。今まではゲーマー向けにアタリ,一般向け(ドラゴンボールZなど)にインフォグラムブランドを使い分けて来たが,これによってブランドはアタリに一本化される。
社名もフランス本社だけインフォグラムの名前が残るものの,全世界的に社名もアタリになる。日本はもちろんアタリジャパンになる予定。ムーミンはつかないぞ(編集部注:分かる人は少ないんじゃないかと……。嗚呼LYNX……)。
で,そのアタリジャパンの広報担当のIさん(非渡米),われわれ取材チームにこういう心配をしてました。「社名を変更して初めてのE3,トンチキなことをやらかさないか心配で,持病の尿管結石が悪化しそうです……」。
確かに去年は酷か……じゃない,凄かった。怪しげな女子高生のコスプレをさせて,「日刊日本」というフリーペーパーを配布。そこに書かれてる日本語が奇怪な表現で,日本法人の存在自体を疑われ……。まぁ,今年はもっととんでもないことをやらかさないかと思うのも無理はないよなあ。でも大丈夫ですよ,Iさん!
クローズドだったんだから。
しかも,アポを取っていたにも関わらず担当がいなかったり,ダブルブッキングされたりと,異国の地でさんざんな目にあってるんですが。どうなってるんだゴルァ!(←気持ちは分かりますが某掲示板語使うの止めてくださいよ〜。またヘンなメールが編集部に届くのイヤですからね〜)。
ま,まぁ,毒を吐くのはこれくらいとして,E3会場の外壁に「E3 is not real」という,この世界はマトリックスによって支配され,実は僕らは培養槽で人間発電機にされているという,人心を惑わすような垂れ幕を貼ってること以外は至って普通の展示内容。
映画「The Matrix Reloaded」の公開と同時にリリースされた「Enter The Matrix」。「The Matrix Reloaded」においてネオが活躍している裏で暗躍する2人のレジスタンスの死闘を描いたアクションゲーム。バレットタイムやワイヤーアクションを駆使したカンフーなど,マトリックスの世界が体験できるアクションだ。
日本ではコンシューマー版がバンダイから,PC版がメディアカイトから6月19日に発売予定。初回出荷は4プラットフォームで400万本という凄さだ。
映画のゲーム化は「ターミネーター3」や「ミッション:インポッシブル」.さらに「シンバッド」(ドリームワークス2Dアニメ新作,独立記念日公開)なども展示。「ターミネーター3」は初めてのシュワちゃんが登場するゲームということで話題を呼んでいるが,見せてもらったPC版はFPSだった気が……。
また「KYA: DARK LINEAGE」という女性が主人公のプラットフォームアクションも登場。助けた動物を使って敵を倒すといった育成要素っぽいフィーチャーがある。ジャパニメ風な雰囲気は日本でも受けるかも?
ほかにも子ども向けバスケゲーム(でもNBA公認)や「ドラゴンボールZ」のRPG,「ベイブレード」のGC版なども展示されていた。だが,「Driver 3」や「Magic: The Gathering Battlegrounds」(アクションゲーム!)が非展示だったのは残念。
で,Iさん,来年もクローズドだったら,取材対応に来てください。結構切実です(血涙)。
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