「GCに次ぐ新ハードも開発中」任天堂メディアブリーフィング

　まずニンテンドウ・オブ・アメリカのジョージ・ハリソン氏が登壇。世界シェアや，GCと競合ハードとの販売比較など，主にマーケティング面について説明。

　次いで，任天堂社長岩田聡氏が登場し，来週で社長就任から一周年を迎えることに触れ，「さまざまな挑戦に直面した1年だった」と主にGAMECUBEが厳しい状況にあったことを認めた上で，「われわれは既にに行動を取っている」として任天堂の次なる展開について説明を行った。

　その気になる“次なる展開”として明らかにされたのは以下の通り。途中から“任天堂勤続26年”の宮本茂氏が司会を担当している。

・開発陣の拡大（本社開発と東京開発の設立）
・サードパーティのビッグタイトル群の紹介
・自社のラインナップの強化

　一連の新展開の発表の途中，「SIM」シリーズのウィル・ライト氏がステージに。GCとGBAに新しい「The Sims」を開発していることを発表。また，パックマンの生みの親，岩谷氏も登場。GCとGBAのコネクティビティを生かした「パックマン」を宮本氏，ハリソン氏，ライト氏とともにプレイしてお披露目。

　そして待望の小島秀夫監督が登壇。「ゲームを17年間作ってきたが，それは20年前に“マリオ”に出会えたから。不幸にしてこれまで任天堂とかかわる機会がなかった」とした上で，新しい「メタルギアソリッド」を宮本氏と作れることに対し喜びの意を表した。

　またこの「メタルギア」は，カナダのSilicon Knightsが開発を手がけていることが明らかに。壇上には，Silicon Knightsのデニス・ダイアック氏も上がり，宮本氏・小島氏の3人で硬い握手を交わし，カンファレンスは拍手に包まれる。

　最後に岩田氏が再登場。「真の大量消費市場を狙っていく」とし，「かつてこれほど任天堂がリスクを犯したことはないが，任天堂はけっして後退はしない。GCに次ぐ新ハードも既に開発に着手している」と，ブリーフィングを締めた。

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