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対人戦の興奮と悔しさ!「鉄騎大戦」は超アツい! |
2003年5月15日
40個以上のスイッチ類のついたコントローラが話題を呼んだXboxの「鉄騎」発売前から約束されていたオンライン版「鉄騎大戦」がE3にプレイアブルでついに登場! 什器はいかにも「鉄騎」らしく,アーケードのレースゲームのような筐体で,カプコンブースの奥に設置されていたが人目を集めていた。
試遊台のバージョンはXbox LIVEをそのまま使っているわけではなく,システムリンクを使って直接接続するタイプ。製品では5対5の対戦が可能だが,残念ながら設置にスペースを取る鉄騎。カプコンブースに6台,MSブースに2台の,計8台という変則的配置となっていた。
なお,試遊台のルールはポイント&陣取りのようで,敵を倒してポイントを取るか,敵の陣地エリアに侵入し,占領すると(自軍の旗が立つ)勝利,というもの。 シートに深く座るとフットペダルに足が届かない,という国民的屈辱を受けるも(笑),さすがにコックピットに座ると武者震いを覚える。
3回ほどプレイしてきてみて最初に,若干タイムラグが大きいか? と感じた。体感にして0.1〜0.3秒くらいだが,オンラインゲームにとってはこの時間が大事。話によると描画の調整が終わっていないことも一因しているようで,製品版はもっと遅延は少なくなるというので期待したい。
使用VTはビッツ,ボルテクス,ファルシオンが各軍にあり,さらにそれぞれにディサイダー,スカーフェイスが各一台の構成。
基本的には操作法は前作と同じなのだが,大きな違いもいくつか見られた。まず,ステルス能力のない第一世代VT同士の戦いにもかかわらず,レーダーに敵影が見えない。どうやら「鉄騎大戦」は索敵の要素が勝利への鍵になりそうだ。
機体の性能も少し変更されているらしい。機動性と瞬間火力に優れたファルシオンなどは,より加速性が向上,第2世代のブレードに近い軽快な性能を見せていた。アサルトライフルの火力も健在で,機体による違いが大きく出ることから,部隊構成も重要な要素になるだろう。
前作では敵側の第1世代主力VTだった,スカーフェイスにも新機能が搭載されている。スナイパーライフルを装備してF1ボタンを押すと,「スナイパーモード」にチェンジ。通常の最大望遠を上回る超望遠カメラに切り替わり,照準も中央に固定される。これで敵の視界外から狙い撃ち,ということも可能なようだ。ただし,着弾までのタイムラグもあるので,動き回っている敵には命中しにくいだろう。じっくりと有効射程に接近し,敵を狙い撃つ,まさにスナイパーのような使用法を考えたい。
さらに細かい部分をいくつか。従来はテレビの解像度によっては,レーダーモニターが見にくいことがあったが,今回はF2ボタンでサブモニターのクローズアップが可能。敵の位地もこれで把握できそうだ。また,部位ダメージなども存在しているようだ。サブモニターを切り替えると,それらしき表示も出てきた。
そして最後に通信機能だが,これは前作とほぼ同様の操作で行えるようだ。Xbox LIVEのヘッドセットをつけて操縦桿を握り締める……うーんカッコいい。しかし,通信まで手の回る人はあまりいなく,しきりに通信ボタンを押しながら「ハロー,ハロー?」とつぶやいていた記者のことを,隣のアメリカ人たちはどのように見ていたのだろうか……?
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