|
「バイオハザード アウトブレイク」を速攻プレイ! |
2003年5月15日
米L.A.,E3の広い会場の一区画,カプコンブース。ここでは,「CAPCOM'S E3 2003 HAPPENINNGS」とプレス向けフライヤーに記された「バイオハザード アウトブレイク」のお披露目のときが迫ってきた。
プレイアブルの什器にかかった暗幕をはずす瞬間を収めようと,カメラを構えていると,周囲がにわかに騒がしくなる。よく見てみると,あたりを囲んでいたのは来場者ではない。ゾンビの群れ・群れ・群れ!
ゾンビたちは,「バイオ」シリーズのムービーが流れるブース中央に集まり,喰い入るように映像を見つめている。そして,ムービーがクライマックスになるころ,「アウトブレイク! アウトブレイク!」と恐ろしい声で奇声をあげた! ……って,マジ,ビビッたぁ。
ということで,その後もゾンビのはびこる(笑)カプコンブースで,早速「バイオハザード アウトブレイク」を体験。このゲームは8人のプレイヤーから選択できるが,最初に選んだのは「バイオ2」のレオンを思い出す制服姿の警官ケビン。初期装備に専用の大型拳銃を持っているのが最大の特徴。これだけでも戦闘はすごく有利なハズ。しかも移動速度も早いので,ほかのキャラクターに比べて序盤の生存率は高そう。
2回目のプレイでは,日系人で記者であるという,我々としては無視できないヨーコを選択。ヨーコはケビンより足が遅いようで,歩き方もどことなく頼りない。
彼女を選ぶ最大のメリットは,初期装備にリュックサックがあるようだ。通常,アイテムは最大で6つまでしか持てないのだが,リュックサックの中には「組み合わせ」コマンドを使うことで4つのアイテムを収納できる。仲間がピンチになったとき,ヨーコは天使のような存在になるだろう(笑)。
次に気になるゲームシステムについて説明しよう。まず移動法は,従来のラジコン操作のようなコントロールではなく,アナログスティックで自由に移動できる方式になっている。また,ネットワークゲームの特性からか,走ることはできないようだ。
そのほかの操作についても,ネットワークを意識した変更点が見られる。□ボタンを押すと,その状況に合わせたセリフやメッセージが表示される。
普段は近くの状況を説明するくらいだが,敵が近くにいるときは助けを求めるセリフに変化したり,ゲームのヒントになりそうなことを見つけてくれることもある。この機能が搭載されているため,ネットワークゲームによく見られるキーボードやボイスを使ったチャット機能はない。
またネットワークゲームなので,メニュー画面にしていたら時間が止まる……ということはく,敵の近くでメニューやマップを開く,なんて悠長なことをしていると瞬く間にゾンビのエサとなってしまう。そのせいもあるのか,リロードはL1ボタン一発でできるようになっているのも嬉しい点だ。
ゲーム自体は,追いかけてくるゾンビからひたすら逃げるように進んでいく。鍵を使って扉を開けたり,フォークリフトを操作して先に進むシーンもあるが,なにせ大量のゾンビたちがドアを開けて追いかけてくる。常に追われ続けている感じの恐怖感だ。
味方が多ければそれほど怖くないのでは? とも考えていたが,実はその逆。むしろ仲間の姿が次々と減っていく様子は,「次は俺の番か……!?」と身震いしそうな感覚を覚える。
なおゾンビに倒された仲間は,しばらく倒れたままそこに残っていた。おそらく,蘇生する方法があると思われるが,ゾンビの集団に飛び込み,仲間を助けるだけの力はヨーコにはなかった……(記者がヘタレなだけ!?)。
(C)CAPCOM CO.,LTD. 2002 ALL RIGHTS RESERVED.
・E3 TOP INDEX
・E3 ニュース INDEX
・E3 スクリーンショット INDEX
・E3 ムービー INDEX
・E3 メーカー INDEX
・SOFTBANK GAMES INDEX
|